(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
「経営は10種競技」であると。
世界的な戦略コンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニー。どの会社以上に、世界中のトップビジネスリーダー達に触れてきた彼/彼女らが、21世紀のCEOに求められる卓越性を分析した1冊です。
「方向を定める」、「組織を整合させる」、「リーダーを動かす」、「取締役会を引き入れる」、「ステークホルダーと連携する」、「自身のパフォーマンスを最大化する」。
これら6つへの責務と、各3つの行動様式がまとめ上げられています。
剪定せよ。「どんな挑戦をしましたか?」という問いはありきたりですが、「どんなしがらみを断ち切りましたか?」という問いに思わず唸ります。
謙虚たれ。そのために、具体的な施策を講じよ。
トップがメンターを持つべきというのは、数年前に流行りました。今は多様性のある私設顧問団を置くべきであると、試作自体も数年でアップデートされていることを感じます。
節々で参考になる点があった上で、本書最大の主張は、6つの卓越性の全てにおいて、うまくやる必要があること。
日本だとマイナーな経営者も多数取り上げられている本書。ある一定規模以上の組織において、求められる水準に触れられるだけでも、本書の価値は大きいです。
似たような本で、同じく戦略コンサルティング会社のBCGによる『経営者になる 経営者を育てる』を思い返します。
こちらの本での最大のポイントは、企業のフェーズによって、経営者の求められるものが変化すること。
n=1ではなく、多数の経営者のサンプルをもとにした2冊だからこそ、浮かび上がる真理は、1つの正解も型も無いこと。
全体観、大局観をもって、偏らず、固まらず、自分自身を変え続けられるようにいたい。
P.S.
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