(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
「目の前の現実を生きる」。
そんな大切なことを思い出させてくれる一冊でした。
本書は、長い年月、アラスカで自然と動物達と向き合った筆者が、自らのその深い感性と表現力で綴った言葉に溢れています。
アラスカの荒々しくも繊細な自然。儚くも力強い生命を宿す動物達。
写真家として、それらの現実と向き合い、感じ取り続けた筆者。
心にグッときます。
静かで、繊細で、儚い。しかし、奥底から感じる力強さ。生と死が目の前で流転する世界だからこそ際立つ、生命の煌めきと尊さ。
何故こんなにも感動を覚えるのだろう。筆者星野さんの文章には、言葉では言い尽くせない深さがあります。
自然も動物も、目の前の現実に対し、命をかけて生きていることをまざまざと感じます。そして、それらを感じ、言葉に綴っていた筆者も同様に。
経営というような、未来を描き、実現するという仕事に当たっていると、どうしても意識が未来に向きがちです。
未来を見据えるためにも、現実は捉えます。しかし、自分は、どこまで目の前の現実を向き合い、感じ取り、生きていただろうか。
「目の前の現実を生きる」。
これからも、未来のことは見据え続ける必要はある。けれども、現実の大切さ・尊さも忘れずに過ごしていきたい。
P.S.
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