(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
体系的に、包括的に、物事を掴む重要性を再確認する1冊。
マーケティングの世界における大家、フィリップ・コトラー教授。
彼の代表作であり、マーケティングを学んだ人なら誰もが知っている(そして、その本の厚さに怯んだ…)1冊『マーケティング・マネジメント』。ケラー教授に加え、チェルネフ教授も共著者に加わった最新版(第16版)が、昨年和訳されました。
もはや至るところで耳にするようになった言葉「マーケティング」。その定義から始まり、数々のマーケティング理論から、現代企業のマーケティング実践事例までが、本書では解説されています。
自分自身、本書を手に取ったのは約10年ぶりで。
改めて感じたのは、その網羅性です。
各内容は、真新しいものではありません。しかし、マーケティングと向き合う際、上記の全てを加味できていたかと言えば、そんなことはなく…
"マーケティング界の百科事典"とも呼ばれる本書を再読し、自分の頭の中に、マーケティングを考える際の全体観を得られた価値は大きいです。
※加えて、重版を経ることに追加・アップデートされている内容、コラム、企業事例が秀逸です。それもあり、過去に読んだことがある人も、新鮮さを伴って読むことができます。
プラトンの本を読んだ時にも感じたことですが、同じテーマであっても、優れたプロセス・成果を導くため、考える際の思考の広さと深さに、当人の力量がまざまざと浮かび上がるものだなあと…
凡人が自らの力では到底及ばない境地だとしても、素晴らしい本や理論は、少しでも先を見通すための地図であるようにも感じます。
星野リゾートの星野佳路さんだってこうで。
自分自身、これからも、本と向き合い・消化し、自らの一部としながら、前に進んでいきたいです。
P.S.
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