(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
マインドフルネスの理解には、この一冊で十分なのではないだろうか。
数年前から有名になった「マインドフルネス」という言葉。
本書は、この概念の提唱者、ジョン・カバットジンさんによる書籍となります。マインドフルネスに関する本は多く出版されている中、極めて分かりやすく、かつ、実用的な内容でした。
筆者は、上記ように、仏教・禅の思想や修行法から、人生を切り抜ける実用的なメソッドを作りました。具体的には、瞑想・呼吸法をはじめとする身体のエクサイズと、必要なマインドセットの体系化です。
前者のエクササイズ内容の詳細は本書に譲りますが、とても丁寧に説明されており、素人でも家でお試しが可能なほど分かりやすいです。
そして、後者のマインドセットは、しなやかながらも、強い精神・人格を磨く道に繋がっていくようなものでした。
これは…本当に言うは易し。
孔子や孟子のように性善説側も、尊師や荀子等の性悪説側も、どちらも強い信念を体現する姿のような生き方の上で、道家のような明鏡止水のような境地も、いつの日か体得したい…
本書では、様々なメソッドが挙げられる中、その真髄にあるのは、今この瞬間の自らの存在を生きること。そうすることで、過去・未来の両方から囚われなくなるということでした。
これは、前回の「悟り」に到る道と共通しています。
難しいのは、身の丈以上のことや今ない世界を実現するには、どうしても、今だけでなく、未来とも向き合うことが求められること。未来と今この瞬間という、相矛盾する両方を捉え続ける必要があると。
うーーーん、まだ、感覚的に掴めている気がしない…
けれど、やりようはあるはず。他の分野と同じく、試行錯誤していこう。
P.S.
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