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ベースフードはなぜ商品改善を続けるのか?

2017年2月にベースパスタを発売開始してから、4年と1か月、2019年3月にベースブレッドを発売してから丸2年。今日に至るまでたくさんの商品改善をしてきました。どれくらい改善してきたかというと、ベースパスタは発売から4年で18回ベースブレッドは発売から1年10か月で13回

中身は大小様々ですが、とにかく沢山の改善を積み重ねてきました。今回は、改善の歴史となぜ改善をしつづけるのかを振り返ってみたいと思います。

ベースパスタの誕生と飽くなき改善

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毎日食べる主食の栄養バランスがよければ、だれでもかんたんに健康になれるのでは?というアイデアを代表の橋本が思いつき、あたらしい主食づくりの道が始まりました。最初に選んだのはパスタ。かんたんな自炊にぴったりで、いろんなアレンジもできるから飽きずに楽しめるはず。というのが理由です。そして記念すべき施策1号の原材料は煮干しとココアとモロヘイヤ。千里の道も一歩からです。

栄養や食品加工の本を読み漁り、シェフや栄養士の協力も得ながら100回以上の施策を繰り返し、麺を改善していき、構想から1年後、ついにBASE PASTAが完成しました。

そして発売後からすぐに、商品の改善活動がはじまります。ぼそぼそした食感の改善、苦みの軽減や粉っぽさの軽減などなど2~3か月に一回の頻度で改善を繰り返し、現在販売中(2021/2現在)のべースパスタは6代目。新バージョンを出す度にユーザーの反応がダイレクトにかえってくるので、開発にも身が入ります。

〇ベースパスタの主なイベント
2017/2 BASE PASTA 発売開始。
2017/9 原材料を変更し、重量を145g→125gに。細麺タイプ発売開始。
2018/4 BASE PASTA quick(即席めん)発売開始。
2018/5 栄養素調整のため原材料を変更。
2018/10 原材料を変更しより柔らかい食感に。
2018/11 製法を変更し弾力切れにくく弾力ある食感に。
2019/4 栄養素の調整のため原材料を変更。
2019/6 味わいのクセを減らすために、原材料変更変更。麺の細さ調整。
2019/10 原材料変更し麺のぼそぼそ感を軽減。
2020/3 原材料変更しよりつるっとした食感を実現。
2020/6 パッケージ素材を変更し開けやすく。

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今のバージョンは、ぼくの舌がベースパスタ食べ過ぎてアジャストされていることを差し引いても、かなりおいしくなりました。特にアジアンを焼きそばか、まぜそば風にして食べるととても良いですよ!

ベースブレッドの登場とかんたんさの追求

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完全栄養の主食の第2弾はパンです。主食の王道であるパンで栄養バランスがとれればもっと健康が身近になるはず!いまやベースフードの主力商品となったベースブレッドはどういう考えをもとに進化してきたのか。

ベースフードでは「かんたん、おいしい、からだにいい」というコンセプトを掲げて商品改善に取り組んでいますが、なかでもパンに対してユーザーは「かんたんさ、利便性」を求める声が強く、その声に応えるためにも矢継ぎ早に改善を行ってきました。

例えば、定期購入者の冷凍庫パンパン問題を解決するために、パンを冷凍保存から常温保存へ。そして、1袋2個入りだと1個食べた後に持ち運びに不便という声から1袋1個入りに変更。そもそもプレーン味に何かつけて食べるのも面倒なときがあるので、味付きのパンが欲しいという声から、チョコレート味を発売。PC作業中に片手でも食べられるようにメープル味、シナモン味は、食べやすいスティック型へ。そして同じ味や甘いものだけだと飽きるという声を受け、カレー味を新発売。さらに....(乞うご期待)

コンセプトはずらさないですが、ユーザーの意見は素直にききいれます。

〇ベースブレッドの主なイベント
2019/3 BASE BREAD プレーン 発売開始。
2019/7 冷凍保存から常温保存に変更。
2019/10 発酵を促す製法でパサパサ感を軽減し、ふわっとした食感に。
2020/4 1袋2個入りから1袋1個入りの個包装に変更。
2020/5 BASE BREAD チョコレート発売開始。
2020/8 脱酸素剤を小さく、剥がれやすいものに変更。
2020/9 パッケージを開けやすい素材に変更。
2020/11 BASE BREAD メープル・シナモン 発売開始。
2021/2 BASE BREAD カレー 発売開始
2021/2 製法を変更しBASE BREAD プレーン・チョコの食感を改善。

高速な商品改善をどうやって実現している?

ひとつのブランドをここまで早いサイクルでリニューアルしているのは珍しいかもしません。ベースフードがどうやって実現しているか、いくつか要素をあげてみます。

1.ビジネスモデルと在庫管理オペレーション

商品を切り替えると旧verの在庫が使えなくなります。卸販売がメインで流通在庫が多くある状態だと、旧在庫を新在庫に切り替わるタイミングのバラつきがでてしまう、また一斉に切り替えようとすると返品・廃棄が発生してしまいます。

ベースフードはD2Cサブスクの特性を活かして毎週の生産量を予測し、在庫を数日分しか持たず商品の切り替え時も廃棄を出さないオペレーションを組むことで、新バージョンへ一斉切り替えができています。ここ大変です。SCMメンバーの皆さんありがとうございます。

2.アジャイルで独立した開発体制

ベースフードには4名の開発メンバーがいますが、新商品開発や改善プロジェクトを走らせるときは、プロセスごとに分業せずひとりの担当者が、コンセプト企画段階から原材料・製法の決定、工場での試作、栄養成分や安全性の検査、パッケージ表記確認、発売前試食の実施、発売後の改善ポイントの決定などを最初から最後まで全部やります。これにより、引継ぎにかかる時間を減らし、同時並行でいくつものプロジェクトを走らせることができます。

また、改善する前提で商品を発売開始するので、一定の基準をみたしたら発売にGOをかけて、その代わり発売する前に次の具体的なリニューアルのポイントが決まっていることが多いです。

3.改善の意思があること

そもそも「改善する」という意思が社内にあることが一番のポイントかなと思います。「毎日食べているパンや麺などの主食が、いまよりも美味しく、栄養バランスがとれるものになり、しかも価格も安い」という状態になれば、オセロの盤面がすべてひっくり返るような食の大変化がおき、だれでも栄養バランスのよい食事がとれるようになると、社員みんな信じています。そのXデーに向けて改善をしていくという意思があることが、ベースフードが商品改善を高速に繰り返せている理由だと思います。

ベースフードで一緒に「あたらしい当たり前」をつくりませんか?

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ここまで読んでいただきありがとうございます。おかげさまでベースフードは累計販売食500万食以上を突破し、今も急成長中です。今後より大きな挑戦をしていくために、現在仲間を大募集中です!このnoteで触れた商品開発担当者をはじめ、Webディレクター、エンジニア、サプライチェーン、カスタマーサクセス、経理担当など全方位で募集中です。(これまでリファラルでやっていたので、4年やって初めてくらいの募集です。)まだまだ20名の組織で今入っていただく方は中核メンバーとして、チャレンジングで意義がある仕事と、楽しくて美味しい職場環境をお約束します。

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ベースフードについては、代表のnoteもご覧ください。


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