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一戸建て住宅の購入方法にはいくつかの種類がありますが、その種類によって契約の仕方や資金の流れ、引渡し時期は異なります。

よって、これから購入しようとしている一戸建て住宅がいったいどんな購入方法なのかよく知っておきませんと、思わぬタイミングで費用が発生したり、希望の時期に入居できないことがありますので、ここでしっかり覚えておきましょう。

ちなみに、一戸建て住宅の購入方法は、1.土地を買って、注文住宅を建てる、2.建売住宅を購入する、3.売建住宅「建築条件付土地」を購入する、4.中古住宅を購入する、の4つです。

1.土地を買って、注文住宅を建てる。

土地の「売買契約」と建物の「建設工事請負契約」の2つの契約を結ぶことになり、それぞれの契約時に「手付金」や「契約金」といった現金がある程度必要になります。

そのため、どの程度の現金がいつ必要になるのか、あらかじめ把握しておくことが大切です。

また、土地を契約する段階ではその土地上にどの程度の建物が、総額幾らくらいで建てられるのか把握し、土地と建物の全体的な資金計画を組むことも重要です。

全てが自由な反面、時間と手間がかかるので、入居時期が決まっている場合は、工期や入居までのスケジュールをしっかり確認しておくことが大切です。

2.建売住宅を購入する

土地と建物がセットになったひとつの売買契約を結ぶ。

完成済みなら即入居も可能で、一戸建て住宅の購入方法のなかでもっとも簡単で手間がかかりません。

建売住宅は一般的に完成物件がほとんどですが、確認申請の許可を受けていれば建売住宅として販売できることから、建設中の建売住宅もあります。

3.建築条件付売地を購入し、注文住宅を建てる。

土地な売買契約締結後、一般的に3ヶ月以内に建物の請負契約が締結されないときは、契約が白紙となる条件付の契約で、土地を買って注文住宅を建てる方法と同様、土地の「売買契約」と、建物の「請負契約」の二つの契約を結びます。

土地を購入するときにあらかじめ建築会社が決まっており、間取りや設備などは自由に選べますが、その建築会社が可能な範囲内で建物を検討することになりますので、工法や仕様など、建物に関する内容についても、土地を契約するときにあらかじめ把握しておくことが重要です。

4.中古住宅を購入する。

土地と中古の建物がセットになったひとつの売買契約を結びます。

建売住宅同様、簡単で手間がかかりませんが、基本構造がしっかり造られているかどうか、どの程度長持ちする建物なのかなど、物件のコンディションを十分に確認しておくことが重要です。

同じ一戸建て住宅とはいえ、購入方法により契約の仕方や資金の流れ、入居までのタイミングや注意点はそれぞれ異なりますから、購入しようとする一戸建て住宅がどのパターンに該当するか理解して、その方法にあった資金計画やスケジュールを組むことが重要です。

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