見出し画像

15枚以上の画像でみる、未来に残したい田子町の魅力

MorningHouseにご出演いただいた、Ꭲakko_cafeのmikaさんに、田子町の魅力をもっと伺いたく、追加取材しました。

「田子」と書いて「たっこ」。
由来については諸説ありますが、この地の先住民であるアイヌ人の言葉で「小高い丘」を意味する「タプコプ」から来ているという説が最も有力です。
田子町ホームページより

mikaさんは青森県の山奥にある田子町で、Ꭲakko_cafeをされています。

今の時期は春の野草や山菜が採れます。
八戸から野草の先生を呼び、野草を摘みながら食べ方や効能などきいたりして村を一周します。
一見雑草にしか思えなくても、ハーブティーにできたり、野草の個性が感じられます。
カフェに戻って調理するワークショップ、参加してみたいです!

なかなか日常生活では、季節ものを見る機会が少ないです。
例えばフキノトウも、田子町ではそこら辺がフキのとうだらけなのだそう。

ペペロンチーノには、田子町特産のにんにくを使っています。
■ペペロンチーノふきのとうパスタ

■ふきのとうのパスタ
フキの苦味と香りを生かして、オリーブオイルと塩胡椒のシンプルな味付けです。

小川にクレソンが生えていたり、わさび菜があったりと、自然豊かさを感じられます。
クレソン、桑の葉は緑のクッキーとしても販売しています。
鯉のぼりのクッキーや、ニンニクの町ということで、ニンニクスマイルクッキーも10種類以上あるそうです。

■桑の葉パウダー

エゴマも皮ごと食べられるので、パウダー状にしてお菓子にアレンジできます。
お店に並ぶのは美しいサイズのものしか並んでいません。
小さいニンジンなどの規格外野菜もにんじんパウダーにして、スコーンやクッキーなどにしています。
りんごは外に実りますが、表に当たって傷がつくと、見栄えが悪く売ってもらえない現実があります。
なんとかしたくても、農家さんは農作業で忙しいです。
そこでドライフルーツにしてケーキにするなど、mikaさんのアイデア満載です。
使わないと、山川商事行きになってしまうのです。

山川商事とは
行き場のないクズ野菜として、山や川に捨てられる規格外野菜のことです。

アメブロより

■にんにくえごまカステラ

にんにくの皮もヤギのご飯になって、それを飲んだ子ヤギのミルクとなり、循環しています。

産まれてすぐのヤギとふれあえるなど、動物園では体験できない素晴らしさです。

商品はᎢakko_cafeはもちろん、オンラインショップでも購入できます。
■オンラインショップ


■移住のきっかけ
観光で旅行して、景色も気候も空も素敵で、食べ物も美味しくて、どうせ田舎に引っ越すなら、東京からぐんと離れた青森県がいいと思われたそうです。

■就業するまで
当時はいちごの農家での1次産業で就業希望でした。
青森県庁で移住したい旨を伝えた時に、冬場の寒さを体感した方がいいと言われ、2月に再訪します。
いちご農家でインターンをしたくても受け入れてもらえない、引っ越したいけれど仕事がない現実がありました。
その時に見つけた地域おこし協力隊の求人で、田子町が6次産業の加工する係を探して応募すると、素晴らしいものでした。

◾️一次産業や六次産業化は、以下のページにわかりやすく書かれています。

■移住したメリット
なんと言っても自然が豊か、食べ物が美味しい、人が優しい、星綺麗、自然多い、ヤギと触れ合えるなど、あまりにも魅力的でした。

mikaさんは田子町の価値観を高めるための活動に励んでいます。

■移住して感じること
地域の人たちは魅力に気づいていないといいます。
野菜が美味しくても、これだけ美味しいのは当たり前という感覚です。
田子町を代表していろんなところでPRすることで、感謝してもらえるそうです。
新幹線も高速道路も身近になく30〜40分程度かかるため、レンタカーの利用がおすすめです。

【ご本人からのコメント】
東京でケーキの通販をやりたかったのですが、家以外に店舗を借りる資金的に無理だったのが、田子町にきて、実現できました。


■開業するまで
なかなか6次加工する居抜き物件がなかったのですが、情報収集もかねて頻繁に田子町の役場に通っていました。
役場の2階に町長がいるときは席に赤ランプがついており、定期的にお菓子の試作も含めて世間話をしていました。

ある日、町長に“樹林”を勧めていただくことができました。
そこは、ガラス張りで山々が連なっている景色が展望できる、大きなレストランで、町の所有地になっていました。
広い厨房で40席あり、広々としています。

今“樹林“は“Ꭲakko_cafe“へと生まれ変わりましたが、外側は何も変えていません。
室内も掃除したぐらいで、リフォームしたわけでもなく、使えるものを使っています。
生産したものはカフェや農協、Ꭲakko farmers marketでも販売しています。

■ロッジカウベル

立派な施設ですが、閉店状態のままです。
ここからの星空は綺麗すぎて言葉にならないので、地域活性を取り戻してほしいです。
天の川が肉眼で見れるそうなんです!

ロッジカウベルの駐車場からは、多くの星空が見えて、楽しく写真撮りができます。
流れ星もとてもよく見えます。
朝には雲海が広がる日もあり、昼には遠くの景色まで見えます。

■みろくの滝(愛称:そうめんの滝、スヌーピーの滝)

■田子町観光協会

■タプコプ創遊村

歴史を感じさせることができるところで、タプコプマルシェも開かれます。
mikaさんのお店も、タプコプ創遊村の中にあります。

mikaさん、素晴らしい田子町のご紹介、ありがとうございました!
自然豊かで食べ物も美味しい、人も優しいなど、素敵なところが溢れています。
交通は不便ですが、その何倍も魅力がいっぱいです。
ぜひ田子町へ行って見てください♫

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?