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簿記は意外と役に立つ

簿記の資格って周りの人や学習系コンテンツでは「取る(学ぶ)べき分野」としてほぼ必ず挙がるけど「実際どうなの?」って感じる人は多いんじゃなかろうか。

現在、経理業務に従事している自分は「簿記って意外と役に立つぞ!!」と思っている。そう思う点をいくつか挙げてみたいと思う。

1)単純に「賢い」という評価が得られる。
「えっ、そこ⁉︎」と思うかもしれないが、外部から褒められることは悪い気はしないし、自己肯定感も高めることにも繋がる。
毎年、日商簿記の合格者は3級で10万人強で、2級は2〜3万人となっている。
(日商簿記の受験者データ)
こぞって「取るべき」という割には意外と有資格者は少ないので、外部からの評価はワンランク上がる。
事業会社では実務者でも無資格者が結構いるし、自分のケースでは上司・上長は誰も簿記資格を持っていない。(「資格がなくてもできるじゃん」とも取れるが、自分は未経験者や若手のハードルを下げるものとして有効だと考えている)

2)「利益」についての理解が深まる。
簿記を学習すると「5つの利益」が存在することを勉強する。
例えば、営業担当がいう「利益」は大概が「粗利(売上総利益)」だったりするし、社長がいう「利益」は「当期純利益」が多い。取引先などを調査する時は「営業利益」や「経常利益」を確認する。「利益」というビジネスマンとして重要事項を学ぶことができる。

3)お金の管理が私生活に活きる。
簿記はお金の動きを記録する方法を学ぶが、家計簿などはこれの派生と考えても差し支えないと思う。(厳密には違うのだが…)
最近は無料の家計簿アプリでもクラウド連携などを活用し、記帳の手間が限りなく少なくなって家計管理がしやすくなった。
「今月使いすぎ」とか「貯金ができているか」などの管理はどうしても家計簿が必要になってくるが、活用の大きな助けになる。

こんなに有用な簿記をなぜみんな勉強しないのだろうか。
つぎは「なぜみんな簿記を取得しないのか」にしよう。


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