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オススメの本を聞かれたら!聞き返す3つの質問

こんにちは、matsukoです。
普段はデザイナーしてます。一児の母です。

「デザインでオススメの本を教えてください」

ありがたいことに最近こんな質問をよくされるんですが、
そのときにヒアリングしている3つのことがあるので書きます。

1. 今どういう状況なのか

まず、スタート地点を明確にします。

未経験・初心者・中級者など、本人レベル感はもちろん
何かに悩んでいるのか、なんとなく読みたいだけなのか、もう既に手を尽くしたあとなのか、状況を聞きます。

相手のことがわからないと的外れなことを言っちゃいそうなので、それを防ぐためです。

たとえばデザイナーでもなくデザイン作ったことないと聞ければ、ノンデザイナー用でやさしい本から始めるのをオススメできるし、
明確な課題感があればそれにフォーカスした本を勧められます。

2. 学習してどうなりたいのか

スタートがわかったら、次は目指しているゴールを明確にします。

何かを明確に達成・習得したい場合もあれば、なんとなく始めてみたいこともあると思います。
その温度感によっておすすめしたい本も変わります。

とくにデザインという言葉は広い範囲を指しているので、ゴールによって必要な範囲を絞ることから始めないとです。
全部やろうとしたら「わけわかんないぜー」となっちゃいます。

基礎といっても捉え方は人それぞれですし、そもそもビジュアルデザインなのか、UI設計を指しているのか、人によって全く異なると思います。
たとえば「バナーを作りたい」のであれば、UX概論の本は今必要としてないですよね。

自分はUXデザイナーなんだからUXデザインの話でしょ?などと思ってしまいがちですが、相手にとってはどうなのかはわからない。
そういった認識の齟齬をなくすという観点でもヒアリングが重要です。

3. どう習得していきたいのか

最後に、どう習得していきたいのかを聞きます。
これが1番たいせつだと思っています。

有名な学習曲線にもあるように、時間と成果は比例せず、ある程度つづけないと成果を実感できない。停滞期もある。途中で投げ出してしまってはもったいない。
なので、本人がモチベーションを保てる方法で提案を心がけています。

たとえば「デザイン本を100冊を読みたいんです!」という人は本を必要としているのだから、本以外の選択肢は一旦なくしていいかもしれない。
なんなら、matsukoは本がすごく好きで読む人ではないので、もっと本に詳しい人を紹介するかもしれません。

もし「とりあえず本かなって思って」くらいなら、本も提示しつつ、ほかの学習手法をおすすめすることもあります。

あくまで学ぶのは本人。本人がどうしたいかに合わせて考えるけど、自分が思う最善策も伝えるようにしています。

人にすすめること

わたしは人に何かを勧めるのが得意ではありません。
さらっとオススメの本とか教えられる人を尊敬します。

なぜ得意ではないかと考えたときに、「相手のことを知らないで何を勧めたらいいかわからんじゃないか」と思ったので、丁寧にヒアリングすることを心がけるようになりました。

(Amazonの上から全部読んだらええやん。とか言ったりもしますけどw)

せっかく自分に聞いてくれるんだから良い解決策を提案したいし、
こんな時だからこそ、部屋の中でゆっくり充実した学習ができるように力になれればな〜と思っています。

わたしもリモート勤務で通勤時間がなくなったので、オンライン勉強会を受講する時間に充てようと思います。