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2024年のフェスラインナップと、音楽への向き合い方について

当方40代男性。
20代の頃から夏と言えばやれフジロックやれサマソニ、毎週のようにライヴハウスに通って国内外問わずにいろんなバンドやアーティストをのライヴを観て、Hostess Club Weekenderやらelectraglideやらは毎回行って、30代になってくるとだんだんオールナイトきつくなって、結婚して子供が産まれて、フェスやライヴにも行ったり行かなかったり。あれやこれやで迎えた2024年。

さあ、今年も夏フェスのメンツが出ましたよ!!
(フジロックは第3弾、サマソニは第2弾まで出た)

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うん。正直に言うぜ。

(洋楽勢) ぜんぜんわかんねえ!わからん人たちばっかり!
Peggy GouとかGirl In RedとかOmar Apollo、Turnstileなんか名前くらいは聞いたことあるけれど(未聴)、そもそもこんな太字になるような各ステージのメインっぽい感じなの?SZAとかBRING ME THE HORIZONってヘッドライナークラスなん?Maneskinとかはテレビとかにも出てたからわかる。Noel GallagherやKRAFTWERKはそりゃまあね、って感じだけれど、彼らみたいな「昔からの顔馴染み」は殆どいないんですよ。
でも、SZAもBMTHもGirl In Redとか、海外のフェスのポスターとか観たらそれなりにスロットが上の方の人たちばっかりなんだよね。僕と同世代の人間は2024年のフジ&サマソニのポスター見て、「メンツが弱い!」なんて文句を言ってしまいがちだけれど、それは違うんだな、と。


俺たちが情報を更新できていないだけなんだよ。これが現実なのだ。

邦楽勢も新しいウェーブがどんどん出てきているのに、いかに海外の新しい音楽に触れていないかを痛感している。今年のフジ&サマソニのメンツを「すげえ!」って言ってる人もいる。若い人もいるけど、同年代とおぼしき人もいる。こういう人は「更新できている人」なのだろう。


去年はほんと10年ぶりくらいに「フジロックもサマソニも行った」んだけど、去年のほうがまだ知ってるの多かったんです。行けなかった日も観たいのあって。今年はほんとわからん。知らん。知らんから観たいかどうかも判断できん。数年前から薄々感じていたけれど、ここまで来たかという感じ。

僕は5年前まで音楽関連の仕事をしていたし、このgreen triangleみたいな音楽関連のblogを20年近く続けてきているので、アンテナは常に張って最新情報は意識して得ようとするタイプだったのだが、ここ数年のライフステージの変化による多忙&疲労感、その他諸々により、そんなルーティンもままならなくなっているのは認める。

green triangleも、最近は「過去に聴いていた信頼できるアーティストの新譜・新曲がリリースされたらチェック」「(邦楽中心に)新しい音楽はたまにチェック」って感じで回してるけれど、「洋楽のニューカマーの情報を能動的に仕入れる」ことはしていない。話題になってたThe Last Dinner PartyとかFrikoは聴いた。でもそんくらい。


さすがにちょっと恐ろしくなったので、もう少し能動的に情報摂取しならなければなあと思うとともに、今年のフジロックやサマソニのメンツは「事業として継続するにはこれで正解」だなとも感じている。40代や50代が喜ぶメンツを取り揃えても未来がないのよ。残念ながら30年後にはほとんどのヤツが骨になっとる。

俺らが10代・20代の頃に感じたことを、今の若者に体験してもらえると考えればそれでいいじゃないか。

サマソニにしても、フジロックにしても「続ける」「若者に洋楽に触れさせる」ということを大事にしてるな、と。特にサマソニはかつてのArctic Monkeysや、最近でもThe 1975、今年のManeskinなど若いバンドをヘッドライナー抜擢してるけど、これはもっともっとやったほうがいい。
まあ、フジロックは金銭面で若者にハードル高すぎるからサマソニよりはもう少し「かつての若者」寄りのメンツにせざるを得ないと思うんだけどどうなんでしょね。

サマソニにDua Lipa出たら行くんだけど、ちょっとなさそうだなあ。

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