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記事一覧

Aooo(アウー)アルバムだすってよ

ex.赤い公園の石野理子がリードヴォーカルをつとめる4人組ロックバンド、Aooo(アウー)。2023年結成。メンバー4人が実力/実績十分で全員が作詞作曲できるというスーパーなバンドなのです。テクニカルで複雑、泥臭くてプリミティヴな楽曲が多いものの、石野理子の透明感あるヴォーカルですっきり仕上げてる感じ。めちゃくちゃいい。 詳しくは下記のnoteで。 で、そんなAoooがついに1stアルバムを出すという話。 10月16日リリース。12曲収録。タイトルはずばり「Aooo」。 リ

rockin' on sonic、こういうフェス待ってた感

サマソニが日本のポップアーティストやロックバンドに旧ジャニ、韓国のスター、そして欧米のヘッドライナー級アクトや新人が入り乱れる闇鍋状態のカオティックなフェスとなり、フジロックは現在のトレンドも取り入れようとしながら頑張っているけど苦しい台所事情が垣間見える昨今。やっぱ遠いのよ。金がかかるのよ。ファミリー層が安易に行けないのよ。 そんなこんなでフェスにも足が遠のく中年どもの心を躍らせるロックフェスが爆誕した。ちょっと前に発表されているけども、rockin'onが主催するはじめ

【2024】1st Half BEST ALBUM / BEST TRACK

上半期が終わって2か月も過ぎてるけど、noteにまとめアップできてなかったので!コメントなしで貼るだけ貼っておきます。 2024年上半期のベストアルバムとベストトラックです。 ■2024 1st Half BEST ALBUM RM / Right Place,Wrong Person ZAZEN BOYS / らんど Vampire Weekend / Only God Was Above Us Peggy Gou / I Hear You Diane Bir

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Kim Deal - Crystal Breath

ex.Sonic YouthのKim Gordonと並び、USオルタナシーンのゴッドマザーとして知られるKim Deal。 Pixiesのオリジナル・メンバーであり(再結成後の2013年に脱退)、The Breedersのフロントとしても成功を収めたKim Dealですが、御年63歳にしてはじめてのソロ・アルバム「Nobody Loves You More.」を11/22にリリース。4ADから。 アルバムより2曲の新曲が公開されてます。 「Crystal Breath」はKim Gordonのソロ新作にも通じるちょっとインダストリアル風味な曲ですが、緊張を強いるようでいてどこか抜けてる感じはBreedersっぽい、レイドバックした空気感もある。もともとのパーソナルなもんなんだろうな。いい感じです。 もう1曲の「Coast」は抜け感がさらに顕著で、ほんわかとした南国ムードの曲。 https://www.youtube.com/watch?v=MBu_Ec33byA レコーディングには今年急逝したSteve Albiniも関わってるらしいです。

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リーガルリリー - ムーンライトリバース

8/28にリリースされたリーガルリリーの最新アルバム「kirin」より、「ムーンライトリバース」MV。アルバムも一通り聴いたのですが、この力強くエモーショナルな「ムーンライトリバース」は特にぐっさりと刺さりました。この曲いちばんいいな~などと思ってたらばMV作られたということで、嬉しい。 MV主演はなんと俳優の杉咲花さん。 彼女がずっとメイクをするだけではあるのだけど、表情とシチュエーションと歌詞を照らし合わせながら、余白を探ることができる素敵な映像。 アルバム「kirin」トレイラー https://www.youtube.com/watch?v=8O7qAvYJjDg 「天きりん」 https://www.youtube.com/watch?v=K-YEjzNrQtg 「キラキラの灰」 https://www.youtube.com/watch?v=-2IX1FDR8aw

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Laura day romance - 渚で会いましょう

いつの間にかマイ・フェイバリットバンドになってるLaura day romance。 「Young life」「透明」と、ここ半年くらいの新曲は出るたびにnote書いてる気がするけど、さいきん出た新曲「渚で会いましょう」もよかったです。 ツボ突かれまくっている。

Oasisの再結成が発表された...!

「実現してほしいけど、実現しねえだろうな」 という事象の代表的存在であった「Oasisの再結成」。 活動中から名物ともいえる兄弟喧嘩を繰り返してきたギャラガー兄弟が、ついにプッツンした兄・ノエルの脱退をもって解散したのが2009年。 その年のフジロックでOasisを目撃していた僕は呆気にとられたもんである。 それから15年。 1stアルバム「Definitely Maybe」のリリースから30年という節目だったわけですが、噂が現実になるとは。リアムはやりたがってたけど、ノエ

ハク。 - dedede

最近ちょっと気になっているハク。 2019年結成、大阪を拠点に活動する4人組ガールズバンド。 7/24にリリースされたニューシングル「dedede」のMVが公開されております。 声も可愛らしいし、キュートさ&若さを全面に押し出すような (チャットモンチーとかねごとあたりと纏められそうな) ガールズバンドと思いきや、音つくり的にはけっこう面白いことをやっているのではないだろうか。センスがよい。ヴォーカルの声質があまりにも違うのでちょっと結び付きにくいが、羊文学と似たような嗜好

tuki. - ひゅるりらぱっぱ

1か月更新してなかったけど、まあぼちぼちやっていきます。 なんか前回 (7/9)の更新もこの人だった気がする。 tuki.さんのニューシングル「ひゅるりらぱっぱ」です。 「晩餐歌」のヒットで、しっとり聴かせるバラッドのイメージがついてる彼女が、一躍ブレイキンした感のある前の前のシングル「地獄恋文」に続く、派手に突き抜けた楽曲をリリース。こういうのもいいのよ。ちょっとAdoみもありますよね。ロールモデルのひとりではありそうな気もしますけど。 「和」のテイストを纏わせたボカロ的

tuki. - 星街の駅で

tuki.さんです。 デビュー曲「晩餐歌」は各メディアの上半期ヒット曲でも上位に位置してました。彼女にとって5曲目の楽曲となる「星街の駅で」が配信リリース&MVが公開されておりました。 前シングル「地獄恋文」では、跳ねるビートとピリッとした毒がまぶされたアッパーな楽曲で新境地を拓いていましたが、またもとに戻った? とはいえ、このクオリティの楽曲を数か月にいっぺんのペースで連続リリースできるのは才能のかたまりとしか思えん。 今作のテーマは「(死を想起させる) 別れ」。 ひとび

羊文学 - Burning

アニメ「推しの子」関連の楽曲といえば、お茶の間まで届く大ヒットとなったYOASOBIの「アイドル」ですが、あれは第一期のオープニング曲で、エンディングが女王蜂の「メフィスト」という曲だったということはあまり知られていないかもしれない。 そんなちょっとかわいそう枠の第二期エンディングテーマに羊文学が決まってた。おう。 羊はたぶんいまソニーがいちばん力を入れているバンドなので、このビッグタイアップに関しては様々な政治力が働いたと推察するのですが、僕らの羊ちゃんがそんなにおとなしい

weekly triangle (2024/6/30)

weekly triangleです。 単独で記事かくほどでもないけれど、チェックしていい感じだった新曲などをまとめておいたりします。weeklyと銘打ちましたが完全な理想で、実際は不定期になると思います。 2回目ですが案の定3週間近く空きました。 Clairo - Nomad 7/12にリリースされる3rdアルバムのオープニング曲。 Peggy Gou - Lobster Telephone フジロック初日ホワイトヘッドライナー。デビューアルバムより最新MV。 N

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羊文学 - ひつじのショーン (Life's a Treat)

6月6日は「ひつじの日」でした! って知らなかったんですが、ひつじの女の子「メリーちゃん」を自社商品のキャラクターに採用しているメリーチョコレートカムパニーが制定したんだそう。 ひつじと言えば羊文学。そしてイギリスの人気クレイアニメ「ひつじのショーン」ですね。去る6月6日に羊文学と「ひつじのショーン」のコラボ曲(主題歌カヴァー)が配信リリースされたんですが、あんまり予想してなかったMVが公開されました。メンバー(実写&アニメ)とひつじのショーンが競演する楽し気なMVになってます。病気療養中にドラム・福田ヒロアの姿も認められる。 この曲、どっちかっていうとシリアスな楽曲が多い羊文学ではあんまり聴かれないちょいとファニーなオルタナ・ポップに仕上がっております。かなり好き。

NewJeans - Right Now / Supernatural

ここまで売れまくって、確固たる人気を得ているのなら、いまさら日本デビューも必要ないかと思うのですが、NewJeansの日本デビューシングル「Supernatural」に収録される「Right Now」のMVが到着。 もっと日本市場に向けたような曲を仕掛けてくるのかと思ったら、「Bubble Gum」とか「How Sweet」のほうがよっぽど日本的と思えるほどの、心地よい異物感。決して媚びない。ナチュラルに馴染んだ日本語詞も違和感ないし、KARAとか少女時代、TWICEの日本