雑念日記 | ただそこにある
我が家の山茶花が満開だ。
どの角度から撮っても綺麗だ。
植物は季節を知っている。
温暖化だとか異常気象だとか言われようが、我が家の山茶花は決まって10月中旬から咲き始める。
植物はどうやって季節を感じ、新芽を芽吹かせ、蕾を作り、花を咲かせるのだろう。
自然のメカニズムはよくわからないけれど、その規則正しさをとても美しいと思う。
人間はというと、この1週間身体がうまく機能しておらず、風邪が治らないおろか、耳が詰まっているような感覚がある。
身体のどこかに違和感があると、心までそちらに引っ張られそうになるが、そんな時は庭を見る。庭の山茶花は以前と変わらず咲き誇っている。
ひたすらに美しいと思う。
山茶花はそこにあり、ただ自分の命を全うしているだけなのに。
そうか、そうなのだ。
わたしもただ自分の命を全うすれば良いのだ。
それだけで良いのだ。
頭の中に常に蔓延り(はびこり)、私を侵食してゆく雑念たちを、どうにかしてなくしてしまいたい。
ただ、生きたい。美しい山茶花のように。
いつも読んで頂きありがとうございます!最大限の愛を❣️