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Ryuseiの§コトバに魅せられて

Ryuseiです。

ネット上で私は、”DTMやってる(パソコンで音楽を作ってる)人”であると名乗っています。しかし、音楽よりもずっと前から興味があったのが…「文字」や「言語」です。

それは何も「専門的」なものではなく、例えば言語の成り立ちとかコミュニケーションみたいな事柄すら知る由もない、幼い頃からのものです。それはただ文字がつらつらと並んでるだけでオモシロかった、なんて知識以前のフィールドにまで及びます。

ドイツ語にはアルファベットにはないウムラウト(äなど)やエスツェット(ß)があります。アラビア語やタイ語や韓国語は日本語ともアルファベットとも全然似ていない文字が使われています。それだけでも十分楽しいと思えることでした。そんな子だったので、漢字やアルファベットを覚えるのはクラスメイトの誰より得意だった…はずです。

いろいろ勉強していくにつれ、例えば「収める/納める/治める/修める」の使い分けとか、「世界で一番長い地名」とか、好奇心をくすぐる言葉の秘密を人知れず集めることに快感を覚えました。教養でも雑学でも見境はありません。


せっかくなので、一つエピソードを書き残します。

小学生の頃、私は誕生日プレゼントだか入学祝いとして、親に近所の書店に売っていた「トルコ語」の辞書をリクエストしたことがあります。トルコという国に特別関心を持っていた訳ではないし、何が琴線に触れたのか、どうして「欲しい」という願望に辿り着いたのかさえ最早覚えていません。それでも、以前実家から掘り起こしてみたらめちゃくちゃマーカー(色鉛筆で)引いてありました。当時じゃ英語さえロクに分かってないのに、すごい読んでたんだと思います。

↓版は恐らく違うと思いますが、これです。

トルコはアジアともヨーロッパとも括られる独特な地理の国であり、日本での接点でざっと思いつくものと言えば「カッパドキア」「トルコ行進曲(モーツァルト/ベートーヴェン)」「飛んでイスタンブール(庄野真代)」辺りでしょうか。いつしかトルコ語のアルファベットの読み方を覚え、トルコのエルドアン(Erdoğan)大統領の名前が日本のメディアに「エルドガン」と間違えられる場合があると知って、「そのgに似てるのは読まないのに…しょうがないなあ」と悶々としたりしました。

話は前後しますが、昔強く印象に残った洋楽のひとつにホリー・ヴァランスの「Kiss Kiss」があります。

発見のきっかけは恐らく当時の「ミュージックステーション」で、尖ったメロディもさることながら、キメに”キス音”を使う構成がものすごく強烈でした。後になって分かったことが2つ、ひとつは「Kiss Kiss」がカバー曲であること、もうひとつは原曲を歌った歌手がトルコの「タルカン(Tarkan)」であることでした。

知ったうえで聴けば、あの特徴的なメロディやストリングスが中東のエキゾチックな要素だったことに納得です。もちろんバッチリ”キス音”も入ってます。その歌「Şımarık(シュマルク)」はトルコ語で歌われる曲ながら、ホリー・ヴァランス(英語)含めた多くの歌手にカバーされるほどグローバルな支持を得ました。

ついでにタルカンを調べたら「トルコのキムタク」と出てきて、それほどカッコよくて国民的な歌手なのだと知らされるわけです。

「Şımarık」は日本でもカバーされていて、その歌手はなんと元「うたのおにいさん」こと速水けんたろう。完全無欠のパワ~/日本男児のチカラ~…力が強くて思わず赤面なヤツです。

ここまでくればあとは「Şımarık」歌詞を表示させ、アノ辞書を開くのみ。

「わかる、わかるぞォ!」…ひょんなことから大きく近づいたトルコ。この日のためにトルコ語辞典はウチにあったのだとさえ感じました。

ついでに書き加えますと、このマガジン名の由来のヒントもトルコに面する海にあります。

ちなみに最近の私はトルコの隣の「アルメニア語」に興味があります。
初めて見たときの感想は
「上下逆さに文書渡されても気づかないかも」
でした。
↓アルメニア語のページ(Wikipedia:「アルメニア」)


元々私の音楽について徒然と綴る場としてnoteを始めたため、このマガジンは多分サブコンテンツとして扱うと思います。しかし、私にとって音楽と言葉は密接につながっています。メインがあってこそのサブであり、そんなインスピレーションを書く機会もいずれあると思います。

今後とも「Ryuseiの§コトバに魅せられて」を宜しくお願いします。

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