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幸せ学 第7回 みんな違ってみんないい、をとことんやる〜その1 ビッグ・ファイブ理論

前回は、心はどうやって作られているのかお話をしました。

その中で、もうちょっと補足したい事があるの。

生まれてから、人は色々経験して、人生脚本を描くというお話をしました。環境大事よね。
もし、全く同じ身体、魂だとしても、お隣の吉田さん家で育ったとしたら、それは全然違う性格になりそうじゃない?
そんな話だったけど、
もしほぼ全く同じ環境だとしても、心って違う。具体的には、双子ちゃんとか。
身体や顔はパッと見全く一緒でも、結構性格は違うっていうじゃない。そこが遺伝子の不思議なところよね。
それでさ、お父さんお母さんは一緒のはずだから、同じような養育スタイルだと思うのよ。それでも、元の性格が違うもんだから、反応が違ってくる。決断する心が違ってくる。

子供の頃、他所の急に犬がワンワン吠えてきた。
怖い!と思う子もいれば、かわいい!と思う子もいる。
その辺は性格よね。
だから、環境が一緒でも、性格が違う。受け取り方が違う。


そんなわけで、今回からしばらく「性格は人によって違う」ということを徹底的に書いていこうと思います。

「性格は人によって違う」という事が納得できると、いわゆる巷で言われている『多様性』について心からわかると思います。

みんな違って、みんないい。

あなたもOK、わたしもOK。

なんであなたはそんな考えなの?などと否定することはなくなります。だってわたしとあなたは違うんだもの。違っててOKよね。

そして、なんてわたしはダメなんだろう、なんて否定することもなくなります。だってあなたとわたしは違うんだもの。違ってOKよね。わたしってOKよね。


まず最初は「ビッグ・ファイブ理論」

1990年代に心理学者ルイスゴールドバーグ氏が提唱した理論で、こちらを利用してかのアメリカ大統領選挙において、Facebook上で性格に合わせた広告を戦略的に提示することで、トランプ氏を勝利に導いたと言われています。

そんな「使える」、もしくはみんなの知らないうちに実用で使われている心理診断がビッグ・ファイブ理論です。

ビッグ・ファイブというぐらいなので5つの要素があります。



・外向性
人とのコミュニケーションに対する積極性
興味関心が外界に向けられる傾向
積極性、社交性、明るさ

・調和性
周囲に同調したり従ったりするか
バランスを取り協調的な行動を取る傾向
思いやり、優しさ、献身的

・誠実性
周囲の人や、物事に対する責任感や計画性
責任感があり勤勉で真面目な傾向
自己規律、良心、慎重

・神経症的傾向
他者とのやり取りの中での傷つきやすさ、気持ちの安定性や物事への態度
落ち込みやすいなど感情面・情緒面で不安定な傾向
ストレス、不安、衝動的

・経験への開放性
どれくらい、新しいことに対してオープンか
想像力があるか
知的、美的、文化的に新しい経験に開放的な傾向
好奇心、審美眼、アイデア


これらがON/OFFで診断されます。
そしてこれは、生まれ持った性質面が強いそうです。

どの性格診断もそうだけど、ONだったら良い、OFFだったら悪いということではないです。そういう傾向があるということ。

もしその傾向が自分で嫌だな、と思ったら、変えていく方向で頑張ってみるのもいいでしょう。ただ、無理なものは無理、ということもあると思います。持って生まれたものだもの。



無料診断サイトがいくつかありますので、よろしければ実施してみてください。

わたしが久しぶりに実施したらこんな感じでした

ビッグ・ファイブ診断結果 りゅうぽよ

確かにそんな気はします

建前が強い性格なのね
そうなのか・・
個人的には良く思わないけども、
そういうところがあるんだろうなあ


そして何度も言いますけども、
みんな結果が違うんです
それぞれの考え方のベースが違うということ
外交的な人はいる。そうでない人もいる。
そういうことです。
創造性が低い人は、保守的で、実直な仕事をする傾向があります。逆に創造性が高すぎると、一個のことを落ち着いてできないでしょう。

どっちがいい、悪いではなく、みんな違ってみんないい、です。

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