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恩師の言葉


―最後がいつか思い出せないのが一番悔しい。会える人には会える時に会っておけ―


今日はとても悲しい夢を見て目が覚めました。

夢というのは非常に忘れやすいもので。そんな中でもたまに鮮明に覚えている夢ってありますよね。最近はそういうことが増えました。

睡眠のリズムが悪く、二度寝三度寝を繰り返しているせいでしょう。


今日の夢は母が亡くなるというものでした。

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コロナウイルスのせいで帰省が出来ずに迎えた6月5日(日付まで鮮明に覚えてます)、実家に帰ると伝えられたのは二日前に母が亡くなったということ。

最期に立ち会うことのできなかった僕は怒りと悲しみで泣きじゃくりました。

「何でそんな状態だったことを伝えてくれなかったんだ」と、抑えきれない思いを吐き捨てながら大声で泣きじゃくりました。

そんな時に思い出したのが高校時代の恩師の言葉です。

「最後がいつか思い出せないのが一番悔しい。」冒頭にも書いた言葉です。

それを思い出した僕は急いで母との思い出を振り返ります

最後に会ったのはいつだろう、連絡を取ったのは、最後にもらったものは何だろう。


一つも思い出せませんでした。辛うじて思い出した最後にもらったものも、実際は違っていました。


あぁ、先生に教わったことを何も活かせていないじゃないか。そう思いひたすら母の寝ていたベッドの上で涙を流しました。

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夢はここで終わりです。目が覚めると実際の自分も涙を流していました。

こんなのはいつぶりでしょうか。


恩師の言葉の意味を身をもって実感しました。現実ではないにしろ、とても深く記憶に刻まれました。



今までももちろんこの言葉を大切にしてきたつもりです。しかし、実際に夢の中でそのような出来事が起きた時、どうだったでしょうか。


皆さんも今、両親や兄弟、祖父母や親友のことを考えてみてください。

大切なその人たちと最後に会ったのはいつですか。

最後に交わした言葉は何ですか。

最後にその人のことを考えたのはいつですか。


一つでも思い出せなかった人は、できる限り早く

といっても今のこの状況も加味して、できる限りの接触や移動を避けて

その最後を更新してください。



今日皆さんがこの記事を読んだことで、皆さんとその周りにいる人との最後がまた一つ更新されることを願っています。


いつ何が起きるかわからない。あなたの周りにいる人も、もしかしたらあなたも、いつどこでどんなことが起きるかわかりません。

これが最後でも悔いがない なんてのは不可能かもしれませんが、振り返ったとき最後が思い出せるだけでも全然違うと思います。


もちろん一番いいのはみんなまだまだ何年だって生きていけることです!

これはいつ死ぬかわからないしいつか死がやってくるというだけの暗い話ではありません。

そんな心をもって接することで、毎日の気持ちを伝えることが出来て、一回一回を大事に過ごすことが出来て、今よりもずっと幸せな日々を送ることが出来るという前向きな話なんです。


よかったら、これは俺の自分勝手な話ですけど

これを読んだことをきっかけに、周りの人に連絡を取ってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後にもう一つ恩師が大切にしている言葉で自分も大好きなものを紹介します。


Seize the day.
今を生きる。



悔いのない今を生きてください。



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