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特別な存在になりたいあなたへ

光の戦士症候群と異世界転生

1980年代に光の戦士症候群というのがありました。
『ぼくの地球を守って』に影響を受けたともいわれていますが、ムーなどのオカルト雑誌の文通欄で、前世の仲間を求めるというもので、当時は本当に色々な人たちが、仲間を求めていました。

当時10代から20代前半ぐらいの人が多かったので、今だと、40代から50代になっていることでしょう。
彼ら、彼女らは、今何をしているのかなと思うと、異世界転生ものや、追放物といった昨今のいわゆる「なろう系小説」に、それぐらいの世代の読者層が多いという話もあります。

前世を夢見たけれども、世紀末に何も起こらず、結局普通の人として生きてきて、中年にさしかかった時の一発逆転が、異世界転生だったのかもしれません。

特別な人になりたい願望

人間は誰しも、自分は世界でたった一人であり、特別な存在ではあるのですが、もっとスゴくなりたい、ヒーローに英雄になりたいというのは、古来からずっと続いている願望です。

400年以上前に書かれたドン・キホーテが、現在でも伝わっているのは、ただの老人が騎士に憧れるというコメディ色の中に、本気で特別な存在になろうとした気高さを感じることができるからなのではないでしょうか?

とはいえ、誰もがヒーローになれるわけでは当然ありませんし、ヒーローといっても、人それぞれでしょう。
運動が得意ならば、オリンピックに出るような選手、プロの選手がヒーローでしょう。

そういった目に見える形のヒーローを目指すのは、ある意味はっきりとした道が存在しています。試合や大会、それ以前に選手として選ばれるかどうかといったハードルがあり、そこで振り落とされることで、自分を知っていくわけです。

そういったものに耐えられない、けれども、特別になりたいという人はどうしたらいいのか? 冒頭のように目には見えない世界や、基準がわかりにくい世界を求めるようになるわけです。

オカルトと神秘的武術の共通点

光の戦士症候群は、いわゆるオカルト。
実際には、オカルトの技術も真面目に習うとかなり大変であり、本物ならば、ちゃんと学んでいる人、才能のある人に比べると、適当にやっている人、才能のない人は明らかに優劣が出てきます。
とはいえ、目には見えない領域なので、妄想であっても、出来たと行った者勝ちのところがあるので、お互いがお互いを褒め合ったりする気持ちの悪いサークルができあがります。

武術は本来ならば、スポーツなどと同じはずなのですが、なぜか神秘的武術とでもいうカテゴリがあって、目には見えない力でなんとかしたり、ありえないような技を喧伝したりします。
こちらも、当然きっちりとしたバックボーンはないのですが、それを嗜好する人たちがいるせいで、ある一定の需要は常にあるようです。

オカルトも武術も、本物は厳しいもので、本気で学んでいけば挫折もありますし、自分の才能のなさに直面したりするものです。
ただし、そもそも学んでいる人の絶対数が少ないので、きちんと学んでいけば、スポーツよりは全然特別な存在になれるのですが、この地道さを嫌う人が、インチキに流れていくのです。

本物になるか、陰謀論に取り込まれるか

Twitterでオカルトの話をしていると、かなり斜め上の方からリプをしてくる人がいます。
僕ぐらいのフォロワー数だと、そうはいませんが、数千人というフォロワーがいる人だと、まあ、大変だろうと思います。
きちんと真面目にやっている人にたいして、ふわっとした自分の知識を喧伝することにどんな意味があるのか? 結局は認めて欲しいという承認欲求の現れなのでしょう。

オカルトにせよ、武術にせよ、本当に実践している人にしかわからない領域があり、知識だけの人が何かをいっても、ああ、わかってないな、とスルーされるだけです。

そうやってスルーされ続けた人が陰謀論に取り込まれるというのが昨今よくあるパターンになってきています。

せっかくなら、本物になったほうがいいと思いませんか?

術の世界は開かれている

今はTwitterなどのSNSがあるので、昔に比べると術の世界も本物と繋がることが簡単になってきています。

他の人と違うことをやりたければ、そういったものを本気で学んでみるといいかもしれません。
承認欲求は満たされないかもしれませんが、世界の見え方は変わってくると思います。

正直、人を助けたいとか、人を癒したいという人よりも、特別な存在になりたいからという人の方が、僕は素直でいいと思います。自分の好みがあると思いますので、瞑想なのか、魔術なのか、仏教なのか、神道なのか、それとも武術なのかはわかりませんが、特別な存在になるために頑張ってみませんか?

若い人はもちろんですが、おっさんでも、おばさんでも全然間に合う世界ではあります。
漫画や小説などだと、血筋や先天的能力が重視されがちですが、別にそんなことはありません。本気ならば、結構出来ちゃいます。

どんなものが向いているかわからない、という方は、別に幸せにもなれませんし、功徳もつめませんが、そういった術の世界がちょっとわかる、「解除(信仰の要らないお祓い・浄化)講座初級講座【オンライン】」に参加してみるのもいいかもですよ?

と、最後は自分の講座宣伝で締めてみました。


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