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小説エディタ NoveLand 2023年9月の活動報告


こんにちは、NoveLandの代表やってます、Ryuonです。
β版のリリースを行ってからだいたい一ヶ月ほどが経ちましたので、一ヶ月間に行った作業の内容や今後NoveLandをどのように発展させていくのかについて語ろうと思います。

ですがまず活動報告よりも先に、NoveLand手に取ってくださった皆様には感謝を伝えさせてください。本当にありがとうございます。
1年と数ヶ月の間ずっと開発を行ってきましたが、ここまで頑張ってよかったと思います。
これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

開発関連のことについて

ふりかえり

リリース直後ということもあり、この一ヶ月は不具合の修正やUIの改善がメインでした。
また、まだサーバーの構成などがまだ完全には定まっていなかったり、テストの自動化の対応をしたりなど、表に見えない部分に対する作業が多くユーザーにとってバリューのある変更になかなか進めなかったのが少し歯痒かったです。
とはいえだいぶ落ち着いてきたため、来月はより開発スピードを上げられるかと思います。

意識したこと・NoveLandの開発方針

NoveLandではリリースの方針としてなるべく細かい単位でサービスを更新する、ということを意識しています。
変に区切りのいいところでリリースしようとして、ユーザーにとってメリットのある更新があるのにも関わらず、滞留させてしまうのは勿体無いと思っているからです。
各バージョンで具体的にどのような修正内容を行ったのかは、リリースノートを作成しましたのでそちらをご覧ください。Ver 0.0.16にてサービス内からリリースノートへのリンクの追加も行なっています。月毎に内容をまとめていく予定です。

また、今回のベータ版然りNoveLandは7割くらいの完成度を目指してリリースを行います。
なぜなら、自分たちの中では完璧と思って世に出しても、意外とウケが悪くやっぱり修正するなんてことはよくある話で、制作に時間をかければかけるほど結果として無駄が多くなってしまいます。
個人開発であるため割けるリソースが限られているNoveLandではなるべく最短距離で理想形に近づけるために、まずはエディタのできることを増やす、そしてユーザーの反応を見ながら少しずつ使いやすいUIに整えていく、そんな流れでやっていきたいなと思っています。

開発以外のことについて

サービスを運営するとなると、やはりどうしても開発だけやっていれば良い、というわけにはいきません。
知られないことには使っていただけないので、宣伝を行ったり営業を行ったりする必要があります。その一環として、Twitterやこうしてnoteでの活動を行なっています。
ただ、まだまだ十分にできていないと感じているため、もう少しリソースを割けるようになったらmisskeyなど他のSNSでも活動したり、徐々に範囲を広げていきたいなと考えています。

他にも、サービス内に問い合わせフォームを設置してあるので、そのためのサポート体制も整えました。
返信が必要そうなものに関してはすでに何件か対応させていただいており、自分としてもなるべく皆さんのお気持ちに応えたいので、何かある場合は遠慮なくご連絡ください。

今後の展望について

正式版リリースへの準備

直近の目標は正式版をちゃんとリリースするところまで持っていくことです。
正式版では有料プランを利用できるようにする予定です。
なので、β版のうちに潰せるバグを潰しておき、テストを充実させ致命的な不具合は起きないように対策し、お金をいただく上で必ず必要な準備を行なっていきます。
気になる料金としては、現在は月500円または年5000円で考えています。

操作ガイド兼サンプル小説

NoveLandにはたくさんの便利な機能がありますが、現状はそれぞれについて詳細な説明にすぐにアクセスすることができません。
しかも、多くの機能は話が長ければ長くなるほど効果を発揮するものが多いため、NoveLandを使用するメリットを感じていただく前にユーザーが離脱してしまうという問題があります。
そこで、新しくユーザー登録を行なったユーザーに対して、デフォルトで操作ガイドがわりの小説が作られている状態にするようなアップデートを今度行います。
小説エディタであるので、小説エディタらしく操作ガイドは物語形式で作りますのでご期待ください。
もちろん、すでにユーザー登録が済んでいるユーザーさんに対してもサンプル小説はnoteで公開します。

インポート/エクスポート機能

新しい機能についてはインポート/エクスポート機能を次に取り組む予定です。なるべく多くの方に便利に使っていただけたいので、さまざまな入出力形式に対応していきたいと思います。
ルビや傍点の形式など各種投稿サイトに対応させるのはもちろん、ファイル形式についても物語に関係するものであれば余さずサポートするつもりです。
リリース方針として、細かく更新していくということを決めたので、もしかしたら最初からインポート・エクスポートの両方をできるようにするのではなく、先にどちらかをリリースして後からもう片方を追加する形で実装するかもしれません。

AIの生成機能についての問題意識

現在、僕はAIの生成機能が若干使用しづらいという問題意識を感じています。
続きを書くためのとっかかりにはできるのですが、AIが生成した文章をそのまま採用できることはほぼ稀だと思います。
これは完全に僕の判断ミスで、どうしてもこの機能を作りたい気持ちが先行してしまったことがやや中途半端な完成度になってしまった原因です。
というのも、もともとNoveLandのリリースを行ってから数年後には自作でAIによる自動生成機能を実装したいなぁ〜と考えていたのですが、そんな中ChatGPTが登場して話題になりました。
僕はこれにすぐに飛びつき、自作AIで作ろうとしていたUIのままにChatGPTを使用してしまい、現状の機能になったという経緯があります。
なので、精度にやや難がある問題については、しばらくはプロンプトの改善を継続しつつ、将来的にAIを置き換えるタイミングで根本的な解決を図っていこうかなと思います。

とはいえ、あくまで地の文やセリフを丸ごとChatGPTに生成させるのが微妙なのであって、ChatGPT自体が悪いわけではないのでまだまだ工夫の余地があります。たとえば、ここの空欄に当てはまる文章を埋めてほしい、この単語の類語を教えてほしい、この文章の言い換えを考えてほしい、などはChatGPTの得意分野ですのでこういった方向性で機能の追加を検討中です。

今月は以上です!
読んでいただきありがとうございました。

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