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福岡のセックスの人(2022年初頭版)

当記事は、会社ブログでのメンバー紹介用に、私の自己紹介もといPlayrie事業への思いを書いたものです。

会社ブログに載せて掲載する用なので、あんまり関係ないことは書いていないです。
砕けた内容やもうちょっと前後関係広げたことは以下のPostalkのボードで。(重複あり。postalkの方は気が向いたときに逐次更新しています。)

0. 概要的なプロフィール

・氏名   :岩川 龍之介(愛称:Ryu)
・誕生日  :1997年4月11日生まれ
・出身   :福岡県田川市出身
・職歴   :プレイリー株式会社(2020年12月〜)
        ←メドメイン株式会社(2018年1月〜2021年1月)
         ←NOVIGO Phama株式会社(2017年5月〜2018年春)
・スキル他 :性教育認定講師(2021年12月〜)
       エンジニアリング
         ・Python系FWを用いたWebアプリケーションの開発
         ・Pythonを用いたシミュレーションの実装(習得中)

1. 岩川と「性」とPlayrie

医療系スタートアップで経験を積んでいた大学3年生のある日、クラミジアに感染しました。破れた3年越しの初恋のコンプレックスをきっかけに始めたマッチングアプリ、そのヘビーユーザーとして遊びまわっていた中での出来事です。自分は完全に無症状でしたが、当時定期的に検査を受けていたことで発覚しました。

「なんでみんなちゃんと性病検査しないんだろう?」
「クラミジアだからよかったけど、もしこれがAIDSだったら、、、」「てかこんだけ科学が発展してるのにいまだにこんなことで悩まされてんのばからしくね??」というところから、出会いの中でのさまざまなリスクを可視化し、性感染症検査を呼びかけられるような仕組みが必要だと感じました。

「なんでみんな、「性病になるのはお前が遊んでるから"悪い"」なんていうんだろう、三大欲求の一つに忠実に合意のもと楽しんでいて何が"悪い"の?」
もともと世の中の理不尽がとても嫌いな性格なのですが、性に関する課題感や背景について考える中で、「お腹すいたとか眠いは外で言っても怒られないのに、SEXしたいを言っちゃいけないのはなんでなんだろう」と思ったことから、「オープンだろうがそうでなかろうが、どんな人を好きになろうがなるまいが、あらゆる性の在り方が許される世界にしたい」「それが許されない原因をなくしていきたい」と感じました。

そんなこんなで、現在のSEX LICENSEの草案となるPlayrieというサービスの構想やそれを軸足にさまざまな活動をしていくための会社を設立しました。
「相手が悪い人だったり性病検査を怠っている人だったりしたらプレイリードッグ(prairie dog)のように教えてくれる」サービスを目指し、「"遊び人"だっていいじゃないか」「やるなら楽しくキャッチーにいきたいよね」みたいなところから"prairie"に"Play"をかけてPlayrieというサービス名に。サービスの形は少し変わり、会社としても当初の想定よりも幅広く手を出しているみたいな違いはあるものの、現在も社名として"Playrie"を使用しています。

2. Playrieの最近とこれから

プレイリー株式会社は「自分の性を好きになれる世界に」を掲げた性に関する社会課題の解決を目指したソーシャルビジネスカンパニーです。
もう少しわかりやすく言うと「"性"に関するさまざまな社会課題をあれやこれやで解決していく」会社です。
これまでは街中でのコンドーム付きチラシの配布に始まり、情報発信を中心とした啓発などをメインに活動してきました。

12月には弊社最初のサービス↓もリリースし、直近では女性向けの低用量ピル服用リマインダーアプリのリリースなども予定しています。

2月からは少しの間潜り気味になりますが、次の企画はこれまでとまた違ったアプローチで盛り上がっていこうと思います。
(インターン生なんかも募集しております。)

コラボしていただける個人/団体の方も常に血眼で探しておりますので、もしお心当たりがお問い合わせフォームや岩川のDMよりあればご連絡ください。

3. Playrieの中と外での岩川

自己紹介の文だったはずなので、もう少し自分のことを書きます。
肩書は代表取締役、役回りは代表兼エンジニアです。
代表としてはいわゆるCEOとしての仕事、すなわちだいたいなんでもやっています。前職で法務を中心に会社のバックエンド側を触らせていただいていたので、初期の会社の運営みたいなところは一人でもそつなくこなせたのは幸いでした。えいやで起業して貯金(その1/3くらいは株でスった)をつかいながらなので、(主に自分の生活が)どうなることやらという時期もありましたしなんならまだ抜けられていませんが、とても楽しいです。
エンジニアとしては、副業で手伝ってくれている(元?)同級生のエンジニアメンバーの手を借りつつ(プロジェクトによっては丸投げしつつ)サービス開発に勤しんでいます。自分はもともとエンジニア志望というわけではなく、芸工にいたからなんとなくできたところから必要に迫られてコードを書いているだけでなので、正直ちょっときついです。(コードを書くのは全然嫌いじゃないけど、僕が書くと効率悪いしねえ、という気持ち。)

最近の関心分野は「性と宗教」「性に関する法の実態と運用」「包括的性教育への"反対派"の主張」とかその辺です。人文系だったり哲学系だったりでこの辺の面白い書籍や論客がいればぜひご紹介ください。ざっくり並べてみましたが、正直"興味分野"とかあってないようなもので、目の前にあるわからないことや不思議なものにはなんでも興味があります。
そのうち音声メディアもやりたいなあと思っていて、そのときまでにもう少し知識を蓄えたいなあという次第です。書籍でも人でも映画でも場所でもなんでもおすすめあれば↓のボードにガンガン書いてください。SNSや音声メディアで取り上げさせていただくかもです。

もうすこし漠然とアツい話をします。
性の分野は、特に「エロ」の文脈で「楽しむ」方向ではさまざまなプレイヤーがいて大きなお金も動いています。しかし、例えば「性教育」となるとどうでしょうか。(ネズミ講まがいのうさんくさいもの以外は)ほぼ無償ボランティアで見返りを求めず行われている現状があります。やはりより高品質なものやことや概念を持ち込もうと考えた場合、そこには多くのプレイヤーに「より高い品質のものを提供する」モチベーションをもった状態で参入してもらう必要があると考えており、僕たちがまず「ビジネスとして成立させていくこと」は必ずその礎になると考えています。

また、同じ文脈で、「楽しいこと」に関心を抱くと思っています。"社会課題に取り組む"というと、「清貧でなければいけない」「苦しんでいなければ認められない」「正攻法で呼びかけていくことが大正義」みたいな、「絶対参入したくないな」と思わせる"らしさ"で溢れているように見えます。僕たちが、楽しみながらかつ僕たちだからこそなアイデアや方法で社会課題に取り組むことで、関心も広がっていくと考えています。(楽しくないと自分達も続けられないしね。)

これは社内外問わずですが、そうは言いつつも、自分にやれることは限られています。しかし、ある問題に対しては僕以上にその問題に取り組んでいる人や団体がいます。近いジャンルに取り組む先輩方/同志諸君に対して、僕達が持つ知識やリソースやノウハウの部分でお手伝いできる部分が多くあるのではないかと思っていて、その活動を最大化していくサポートもしていきたいと考えています。

だらだらと書いていますが、僕自身は、
「真面目に性を扱った分野でもビジネスになることを示して、質の高いプレイヤーの参入を促していきたい。」
「もっと楽しくユニークに、社会課題に取り組んでいきたい。」
「自分達でできないことは、それができる人に任せつつそれをサポートしたい。」
みたいなことをPlayrieを通じて体現していきます。

至らぬ点ばかりかとは思いますが、まずは日本で「自分の性を好きになれる世界」の実現を目指して自分にできることを一歩ずつ進めていくので、応援と会社及びメンバーのSNSのフォロー()をお願いいたします!


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