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2025年トランプ大統領就任後のアメリカのVISA事情

11月5日にアメリカ大統領選挙が行われ、選挙前の日本の報道(特にテレビ)ではカマラハリスが優勢と伝えられていましたが結果を見ると今回は共和党のトランプの圧勝という形で終わりました。

僕は先月10月を日本で過ごしていたので、日本の衆議院議員選挙(在外選挙人証を持ってちゃんと地元で選挙に行きました)を日本で、そしてアメリカ大統領選挙をNYでという両国の歴史が変わるような出来事をそれぞれ現地で体験することが出来ました。
※その間にMLBのワールドシリーズがあり大谷選手の所属するドジャーズ優勝も忘れられない!フジテレビの独占中継ありがとう!

NYはアメリカの中でもかなりリベラル派が多い街なので、僕の周りの友達や街自体の空気感からもハリス支持層が多かったように思うのですが、正直2017年にトランプが当選した時よりも落胆した人が少なかったように思います。

僕は2017年の大統領選挙の時はブルックリンのBarのTVでその様子を見ていたのですが、トランプ優勢が報道され始めるとBarのお客さんも外を歩いている人たちもブーイングの嵐であからさまにトランプ反対派が多かったように感じました。

しかし今回はその落胆さは前回ほどではなく、正直隠れトランプ支持者が増えていたんじゃないかなと思う大統領選挙だったなと思います。
バイデンがこの4年間で成し遂げたことはほぼ記憶になく、今後の民主党に期待出来なかったんじゃないかなと思います。
※印象に残っているのはバイデンおじいちゃんの醜態を晒しただけ(ゼレンスキーをプーチンと言い間違えたり)

2025年VISA取得はどうなるの?

トランプ大統領に就任するのが2025年1月20日なのですが、就任後僕たち移民の生活がどれくらい変わるのかと考えるとやっぱり大きいのはVISA問題。
※もう一つ心配なのがアジアンヘイトなどの人種差別問題。けど今回はVISAのお話だけにします。

個人的な意見ですが正直トランプ大統領になることで経済や生活はよくなると思います。それはバイデン政権の時よりも期待しているところ。

しかし僕たちは経済や生活向上の前にVISAを取得しなければその恩恵を受ける事もできません。

トランプ大統領は就任日の1月20日に移民規制強化の大統領令を出すという報道も出ています。
そうなれば外国人のVISA取得は今よりも困難になるのは避けられないでしょう。

学生のVISA取得にはさほどの影響はないと思いますが、僕たちアーティストが取得するO1 VISAを含む就労系VISAの取得は審査が厳しくなるでしょう。

僕は来年5月までに今のVISAを更新しなければならないのですが、僕が一回目のVISA取得の時からお世話になっている弁護士さんからも、VISA取得のハードルが少し高くなるだろうから早めに申請をしたほうがいいというメールを先日頂きました。

実際僕は2019年に初めてO1 VISAを申請したのですが、その時も弁護士の話では2017年にオバマ政権からトランプ政権に変わって VISA取得が困難になったと言っていました。
具体的にどう難しくなったかというと、それまでは申請すればそのままVISA取得となっていたものが、追加書類提出(RFEと呼ばれる)をかなりの確率で要求されたり、重箱の角を突くような指摘や正当な理由が無いのに申請が却下されるということが多くなったというような事です。

なのでおそらく来年トランプ大統領就任後からはO1 VISA取得もバイデン政権時代よりも少し困難になることは間違いないと思います。

VISA取得の対策は?

けど困難になるからといって取得できない訳ではありません。
それは何者でもない無名の俳優の僕だって2019年の前トランプ政権時にVISAを取得しているんです。

やるべきことはただ一つ

徹底した準備と絶対にVISAを取得してアメリカで挑戦するんだという強い意志

そして信頼できる移民に強い弁護士さんを見つける事

これさえ抑えていればトランプになろうが必ずVISAは取得できます。


年齢も40歳を過ぎアメリカ生活も10年が経ち色々と考えるのですが、まだまだ挑戦したいことはあるし、もっといろんな事を体験したいと強く思うようになりました。

自分の幸せとはなんなのか?
夢を追うことが自分の幸せなのか?
お金や家族、これから自分はどこでどんな風に生活していきたいのか?

今は自分の舞台作品をどうすれば理想の形でNYで上演できるのか毎日考えていますが、同時に自分の人生というものも同じくらいの熱量で考えています。

NYは良くも悪くも世界トップのエンタメと経済の街で、格差は年々広がっています。
この10年間で僕はめちゃくちゃ強くなり価値観が変わり、今まで知らなかった自分のアイデンティやナショナリティを知ることができました。

それも全ては20歳の時に初めてNYに一人でやってきて悔しい思いと夢を持ち帰り、10年後の30歳の時に留学しようと決めて31歳で無一文でNYにやってきたことがきっかけでした。

今は円安、物価高でアメリカに来るのも大変ですが、もし行ってみたいと思っている人がいれば往復チケット買って無一文でもいいから飛び出してみてください。

アメリカに来て人生変わる人もいれば変わらない人もいるでしょうが、それが分かるだけでも価値があると思います。

僕だって最初は1年くらいの留学につもりで来て、その5年後O1 VISA取得まですることになったんです。

何が起こるか分からない。

そんな人生の方がワクワクすると思いますよ。

O1 VISA取得を考えているならまずは移民に強い弁護士に会いに行くその一歩を踏んでみてください!

そこから未来は開けていきます!

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