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家具職人のロゴデザインプロセス(前編)

普段はSEとして働いているWebデザイナーです。

大阪で家具職人として働いている地元の友人から「独立に向けて個人のWebページがほしい」という話をけっこう前から聞いていた。「おれにやらせて」と友人に言ったら「ぜひ」ということでいまWebデザインから制作中。

自分がロゴ制作したのは今回が2作目。

noteで色々な方がロゴデザインのプロセスを公開しているのを見て自分もいつか絶対書こうと決めていたので書いてみる。

まずは打ち合わせ

まずは打ち合せ。友人が大阪から岡山に帰省したタイミングで打ち合せをした。

名刺をもらった。

「おーもう名刺も作ってるのね」

名刺作成用のスマホアプリで作ったとのこと。屋号は「BADGE(バッジ)」

その時点ではロゴまで作る気はなかったので「かっこいいね、ほんじゃロゴは名刺に載ってるこれ使うね」と言って、Webページに関する打ち合せを軽くした。

打ち合せで聞いた話を何点か挙げると以下のような感じ。

屋号について

ーBADGEってどういう意味?
・服などに着けるバッジのように、部屋のアクセントになる家具を作りたいという意味
・BADGEの頭にBAD(悪い)という単語が入っていることをちょっと気にしている

家具について

ーどんな家具を作っていきたい?
・作りたいのはアンティーク寄りの家具
・新品でも長く使い込んだような味のある家具を作っていきたい

イラレに書き殴る

いざWebデザインを考えようとするとロゴからデザインしたくなってきた。

自宅で「バッジな〜」と言いながらIllustratorで書き殴る。「B」を直線で書くとなんか棚っぽいなー。でもこの形じゃ単純すぎるなー。全然いいアイデアが出てこない。Pinterestでロゴデザインを見て回っても全然いいアイデア出てこない。

ひらめく

車で通勤中も、目に入ってくる店舗の看板を見たりしながらロゴデザインのことばかり考えていた。

名刺のイメージから「BADGE」って大文字で考えてたけど「B」を小文字「b」にするとなんだか椅子っぽいかも?と頭の中でひらめいた。そのイメージを逃したくなくて、赤信号で停車中にEvernoteにすかさずメモした。

うん、これじゃ「b」じゃなくて「h」だけどね。

椅子の方向で決定

そういえば今年の初めくらいに友人がインスタで「初めてデザインから考えて作った完全オリジナル作品」と載せていて「こんなん作れるんか!すごい!ほしい」と感動したのを思い出した。

「よし、椅子だ、彼の原点は椅子なのだ」とぶつぶつ考えながら椅子の方向でロゴを作ることにした。

あと椅子には以下の意味も込めている。

・椅子は家具の中で一番、人と接する
・お客さんと打ち合わせするときも椅子に座る→ひとりひとりと向き合う

椅子だけだと「b」じゃなくて「h」になっちゃうので「BADGE」というロゴタイプを下にくっつけることで「h」→「b」に見えるようにならないかと考えた。手帳に書いたメモ↓

フォントはDINを使おう

フォントは打ち合せの時に友人からもらった名刺のイメージからDINを使うことにした。

「DIN」というのは「ドイツ工業規格(=Deutsches Institut für Normung)」の略称で、もともとは工業製品の型番などの表記を標準化することを目的に、1930年代につくられた書体です。

工業製品=友人の無骨な雰囲気に合っているかなと考えた。

というわけで椅子のイメージでIllustratorに書いてみる。

とりあえずできた......?

BADGEの頭のBAD(悪い)という単語を薄めたくて、最終的にbはロゴマーク+ロゴタイプをくっつけたシルエットで表現(ちょっと無理がある)、残りのadgeだけをロゴタイプにした。

友人は気に入ってくれて、このロゴを使って4月末に大阪万博公園で開催されたロハスフェスタに2日間、店を出店した。

家具職人が木で彫ったもの↓

(自分で考えたロゴがこうやって形になるとすごく嬉しい!)

このロゴを使うと決めたものの、どこか腑に落ちないままWebページのデザインに入った。

「いい気がするけど、なんだかなぁ...」

......この後も長くなるので明日「家具職人のロゴデザインプロセス(後編)」に続く。

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