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刻々と時が過ぎていてく時、息子の心に太い柱を建てたくて

Alohaです♪

息子との大切な瞬間って人生の中できっとありますよね。いつでもそうでしょうけど。

そんな時あなたならどうしますか。

長男です。

高校卒業式を終えて、その4日後には入寮。

次の目的地へ。

明日。

送って行ったらそれでお別れ。

そう思うと、一体何を私はしていいやら。

時だけが過ぎていきます。

気にしていないようにしつつ、気にすると気にしてしまう笑笑

高校の時に家を出た時は(高校の寮への入寮)送った帰り道、
絢香のにじいろを聞きながら
奥さんと泣いた事を思い出します。

あの時感じたことは、もうこれで家に帰ってくることもたまにしか無いし、家族4人で過ごした日々はこれで終わりを告げるんだねと
ものすごーーーーーく寂しい気持ちを感じまくりました。

家族というのは、たった十何年そこらの
付き合い。

子供の成長はホントに早く待ったなし。

ちっちゃな時は
早く聞き分けの良い大人になって欲しいと
思ったりもしたけど
過ぎてみればそれももっと
スローでもいいよと思ったりもしてしまう。

何とも身勝手なものです。

外に出てく事を祝福する気持ちと
離れていく息子への寂しさと。

誰もが刻一刻と時を刻んでこの世界に生きている。

そんなことが浮き彫りになる3月。

自分を見送ったあの3月、父母はどんな気持ちだったのだろう。

全く見過ごしていました

家族ってなんだろう。
一緒に過ごす人たち。

自分のオリジナルの
愛すべき家族を作ろうと意気込んだ月日。

期限がいつか来るとは思っていたが、
その日が来る時一体何を伝えたら
いいんだろう。

亡くなった義父なら何と送り出すのだろう。

期限があるとするなら伝えられることは

立つ鳥後を濁すなよと言う言葉だろうか

ここで過ごしたことに対する感謝と

生半可ではもうここには帰ってこないと言う

強い決意

それが君を前進させる。

退路を断っていこう!親も子も、、

そんな事を思い前夜

「明日旅立ちの前に一緒に部屋を掃除しよう」


「やりませーん」

かるーーい返事が帰って来て息子は就寝。

う、うーーーん、、
親父さん、息子に思いを告げるのは
なかなか難しいです笑

次の朝、

それでも荷物をまとめつつ
部屋を一緒に片付ける

片付けながら、こうやって掃除をするということは、自分にとっても息子への思いを整理していくいい機会なんだな、、と思った。

そして荷物をまとめて車に積込み、

「出発の儀」

と題して、息子と正対して思いを告げる。

案外にも息子も笑いながらも
正対して聞いてくれる。

「あなたは18年間よく生きてこられました。今から出発の時です。

私はいつでも君のそばにいます。
でも、退路を絶って下さい。

おめでとう」

そんなことを言った。

ちょっと恥ずかしいから半笑いで言ったけど

18年間とかそういうフレーズを言ったりする度に小さい目がキューーーんと更に小さくなり、
不意に泣けそうになるのを感じながら、いやここで泣くのは違うとか思いつつ笑笑

掃除をしながら思ったのは、
身辺を綺麗にするのは
言い訳出来ない退路を絶つことを
作り出してることなのかなぁと
何となく思っていた。

例えば逆に汚かったり、
掃除していなかったら
そこに見てなかったからとか
知らなかったからとか
言い訳が生まれるのでは、と。

そして、心の奥底で
その言い訳を自分に与えているのかも、、、と、、

自分が伝えたかったのは、
逃げ道をつくらず前を見て
夢を形にしていこう。
でも何かあった時は、
いつでも父である私がそばに存在し続けるよ。
だから安心して前進してこいよ
ということを伝えたかったのです。

いざとなるとそんな上手な言葉は出て来ません笑笑

でも、その存在が力になると
後で妻が言いました。

あの時あの場面で
声をかけられた事は
忘れないと。

自分もそんな息子の心に
太い柱を建ててあげたい

そんな気持ちで、
出発の儀と称してやらせて頂きました。

3年前。

息子が高校の寮に入る時

はたまた高校3年の夏大会で
息子が不本意な投球をした時。

声を掛けてやれなかった、、、

その分の気持ちを込めて
自分も退路を断ち
息子と向き合えたのではないかと、、

遅ればせながら、、ですが、、

そんな長男と父親の旅立ちのおはなしでした。

今日も読んで頂き有難うございます。

もしこれを読んであなたの心がフッと軽くなったとしたら嬉しいです😊





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