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”無欲”を演じる小学生
今回は、僕が小学生の頃に私利私欲を必死に閉じ込めていた話をしようと思います。
今でこそ自分の欲求をある程度表に出すことが出来るようになりましたが、小学生の頃は本当になんでも我慢する子供でした。
それは、DVの影響で自分を表現することが怖かったっていうことと、お金がなかったのでワガママを言って母親を困らせたくなかったっていう2つの要因が原因でした。
なにを我慢していたのか。
基本的にはなんでも我慢してしまっていました。
お腹がすいても言えず、喉が乾いても言えず、やりたいことや欲しい物も言えず。
言いたくても言えなかったというよりかは、自分の中で『母親を困らせるからワガママは絶対言ってはいけない』っていうマインドブロックがかかっていたんですよね。
それこそ、母親の給料日の後とかは、
「なに食べたい?」とか
「ジュースでも買おっか」
って優しく聞いてくれたんです。
でも、ここで欲しい物とか言ったら月末には母親が食べるものを我慢することになるのは目に見えていたんです。
だから、「いつもと一緒でいい」とか「家の麦茶でいい」って言ってすぐに自分の感情を閉じ込めて我慢していたんですよね。
それが母親のためになっていたのかは分かりません。
美味しいものを食べた子供の笑顔を見るのが楽しみだったかもしれないですし、”母親らしいこと”をやりたかったのかもしれないです。
でも、僕は特別なことなんかなくても、別によかったんです。
もちろん、贅沢したかったし、我慢せずに感情のままに過ごしてみたかったっていう気持ちはあります。
そんな非現実を夢見たことなんて数え切れないですけど、それでもこの頃の我慢の経験って今にめちゃくちゃ活かされてるんですよね。
苦労は買ってでもしろって、昔の人はよく言ってましたが、僕は子供の頃に苦労の大バーゲンセールを味わっていたので、問題なしです(笑)
それが良かったことなのかは、分かりませんけどね。
ということで、本日のまとめです。
子供の頃に”我慢強さ”を手に入れておくと、大人になってから有利に働くこともあります。
ただ、逆に大人になってから自制心が効かなくなって、好き放題生きるようになる人もいるので、このあたりの真偽は不明です。
僕は、全部の経験をプラスに捉えられると素敵だなって常日頃から思っているので、子供の頃の経験のおかげで今の自分がいるんだと確信しています。
なので、みなさんも、辛い経験を『辛い経験』のままで終わらせてほしくないです。
辛い経験を『良い経験』に出来るのは、他ならない自分自身だと思うので。
一度、昔のことを思い返してみると、今だから気付けるいろんなことが見えてくるかもしれないですね。
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