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コロナ不安・ゴミ清掃員の皆様

会社経営・心理カウンセリング・教育コンサルタント・人材育成(ヒューマンリソース)講演家、りゅうこころです。ryukokoro

当たり前の事ですが、医療従事者やスーパーのレジなど我々が新型コロナウィルスに戦々恐々としている中でも生活と健康が滞らない様に頑張ってくださっている皆様に、先ず感謝申し上げたい。そして頑張ってくださっている人に差別的な言葉を掛ける心無い人々に、小一時間説教したいりゅうこころです。


ゴミ問題

一般のゴミ出しでも「カラスがつつくから」とか「猫があさるから」と最近では防護ネットがゴミ置き場におかれるようになっています。そこには様々な方のご苦労があり、破かれて散乱したゴミを片付けて下さる方や誰に言われるわけでもなく分別して下さる方、本当に頭が下がる思いです。とはいうものの、雨が降っていたりすると「ネット触るの嫌だなあ」なんて思ってしまう自分を恥じている私自身もいるのです。でもそのもっと根本は、『家庭内でごみを集めて収集場所に持って行って置いた瞬間に、4自宅から排出されたゴミのことが頭から無くなってしまっている事が問題』ではないかと感じます。


置いたその後は?

もちろんゴミ取集に従事下さっている方々はその限りではないと思いますが、一般家庭に於いて『会社行くときにゴミ出してきて!』なんていう流れからお父さんが地域の収取場所にゴミ袋を出す。『出してきて』といった側はお父さんが持って出た瞬間に頭から離れ、託されたお父さんは置いた瞬間に頭から離れてしまう。それが悪臭を放つ生ごみであろうと、インフルエンザのお子さんが鼻をかんだティッシュであろうとも。出してしまえば安心してしまうのは仕方ないことかもしれませんが、ちょっとだけ意識を『集めてくれる人』に向けても罰は当たらないのではないかと思います。


新型コロナウィルス

新型コロナウィルスで自宅待機要請が出て自宅にいらっしゃる方もみえるでしょう。生活している以上ゴミは出るはずですし、ウィルスや菌が絶対に漏れ出さない様な密閉措置を施して収集場所に出している人はほとんどいないと思います。逆に「使わなくなった100円ライター」や「中身の残っているガスボンベ」など心無い捨て方をする人が居たせいで、収集車が爆発引火し、命を落とされる方がいらっしゃるのも事実です。こんな『出したら責任遺棄』みたいなゴミですが、収集される方からするとどこに爆弾が仕掛けられているかわからないものを集めている状態です。とりわけウィルスに関してはもっと危険性がアップするのです。三密というのは日常生活の中で最大限感染を防止するためのルールであって、ゴミは単に『密』ですから。


親の教育

学校は休校でとあるお母さんが子供さんの手を引いて収集車の横を歩いている時の事。子供は正直です、『臭ーい!!』と声に出します。それを聞いたお母さんが『そんな事言ったらゴミと一緒に持って行かれちゃうわよ!』これは違うでしょう、(子供に何という教育をしているのか)と腹が立ちました。言われる側の気持ちを考えられる事が出来たなら、こんな残酷な言葉は出てこないはずです。多くの人がゴミの収集というお仕事は経験無いかと思いますが、もし経験していたらこんな酷い言葉は出てこないはずです。自分達が出して忌み嫌うゴミを収集して下さっている人に対して何という思いやりのない発想なのかと、母親に教育される子供が可哀そうになるくらいです。


挨拶

挨拶には定義がありまして、「心を開いて相手に迫る」というものです。自分達が出したものを収集してくれているのですから、忌み嫌ったり差別的に見るのではなく、「ごくろうさま」とか「おはようございます」などと挨拶をしても良いのではないかと思います。私は「おはようございます」と挨拶をしています。お互い人間なのですから、自分達が嫌がるものを扱ってくれているのですから、我々が出来る事って挨拶くらいじゃないかって思うんです。過剰な挨拶じゃなくていいのです、「おはよう」でも「こんにちは」でも、少しは感謝の意を込めて接しましょうよ。彼らは感染と隣り合わせなのですから。

りゅうこころでした。ryukokoro

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