いきなり

売上35%減の大ピンチ!!「いきなり!ステーキ」美味しいけども、、、

会社経営の傍ら、 心理カウンセリング・コンサルタント講演
・コンプライアンスに基づく講義なども行っています

りゅうこころです。(^^)/

何かしら読んでいただけた方の参考になれば幸いです。

売上35%減の大ピンチ!!「いきなり!ステーキ」美味しいけども、、、

です。

海外を含め463店舗を運営する「いきなり!ステーキ」。坪数が小さくても立食でお客様の回転数を上げるという素晴らしいコンセプトでスタートした。売り上げも急成長で長い時には1時間待ちは当たり前。そんな「いきなり!ステーキ」がちょっとピンチになっているようです。売り上げ35%下落、4.000円程で始まった株価が現在1.300円ほど。美味しいんですけどね。

「肉マイレージ」という付加価値や、「1ℊ=〇〇円」という面白い発想と「立って食べられる気軽なステーキ」というのが人気に拍車をかけ、どんどん店舗数は増えていきました。フランチャイズも増加しロイヤリティ(本部に支払わなければならない費用)も3%とさほど高くない。なのになぜ?


・原価が高い!

「いきなり!ステーキ」の原価率は70%を超えるとも言われています。良いお肉を使用しているのでこの数字は消費者としては頷けますが、経営する側としては悲鳴ですね。できれば原価の安いサラダとかお米とか食べて戴きたいところですが、お客様からすると「さぁ、ステーキ食べるぞ!!」と来店されますから、「今日はリブステーキ900g!お肉だけ!!」というお客様が多いのも事実。原価が高い「お肉だけ」となると、あと削る事が出来るのは人件費くらいでしょうか。かなり経営者には辛いですね。


・売り上げの減少

8月の既存店売上高は前年同月比35.2%減と大きく落ち込んでしまいました。前年割れは17カ月連続。18年4月からマイナスが続いていますが、18年4~12月の各月のマイナス幅は大きい時でも13%程度に過ぎなかったのに、19年1~6月は各月20~27%減とマイナス幅は拡大しています。そして7月は29.6%減と大きく落ち込み、8月はさらに落ち込んだ。こうしてみると、月を追うごとに悪化していることがわかりますね。「店舗を増やしすぎた結果コンビニのように仲間内で食い合いになっている事と、そんなに毎日ステーキばかり食べられない事、やっぱり外食する!として支払う金額が高い事、ちょっとブームが去ってきてしまった」などが原因だと考えられています。親会社である「ペッパーランチ」も大打撃ですが、フランチャイズオーナー様は日々減っていくお客様の数に戦々恐々でしょう。


・「気軽に、お手軽」で売り出したが、コンビニが強すぎた

確かに「いきなり!ステーキ」は今までのステーキチェーンと比べると『かしこまった感』は少なく、気軽かもしれない。でも「気軽の代名詞コンビニ」が強すぎたのです。品揃え豊富・トイレあり・休憩どうぞのコンビニは他の飲食店からも恐ろしい存在です。実際私もケンタッキーに居た頃、近所にすしチェーンがオープンした時にoh!!って思いましたが、やっぱり別物で最初の内はお客様は減少するものの、その内売り上げは戻りました。しかし、コンビニに関しては「何でもあるという訳ではないけど、ある程度何でも揃ってしまう」だけに、お客様が満足してしまうのです。更に夏にはアイスコーヒー・冬には肉まんなど、ついでに買ってしまいますから「ケンタッキーはまた今度ね」になってしまうのです。スーパーでお母さんが「今日はお菓子買ったからジュースはまた今度ね」という感じです。おお、怖い。。。これがステーキチェーンとなればもっと打撃は大きいでしょう。

最初は飛びつくけども飲食店として安定期に入るまで倒れずにいられるか?

ここが大きなポイントになると思います。大手から揚げチェーンや和食チェーンなど、閉店倒産した会社は多々あります。逆にラーメンチェーンや牛丼チェーンなどは時間を掛けて安定期になりました。そう考えると、特にフランチャイズオーナー様には安定期に入るまで不安で仕方ないと思います。

それこそ、「お正月にはステーキ!!」なんていうフレーズが流行れば強いでしょうけどもね。

りゅうこころでした。ryukokoro



重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。