「葬式の日の旦那ちゃん」（これ！ノンフィクションです）

皆さん、おはようございます。
ryukoです。

皆さんの中に、昔「お葬式」の映画を
見た方はいらっしゃいますか？
コメディタッチで本来なら静粛な場所のはずが
「クスッ」と笑える要素も含んでいる…。
そんな内容だったかと…。

…先日、旦那ちゃんの身内に不幸があり
家族葬が執り行われました。

旦那ちゃんはその故人と
何年か会っていなかったようで
隠せない「寂しさ」があるのだと
容易に察することが出来るほど
ショックだったようです…。
知らせを受けた日は悲壮な顔で
思い出を語ってくれました。

私は一度もお会いしたことはなかったのですが参加するつもりでいました。

しかし、どうも調査すると義兄夫婦は
参加しないとのこと…。
（お仕事で難しかったようです）

それならば、バランスを考えて旦那ちゃんだけ
参加した方がいいかもしれないから…と
私は遠慮させてもらうことになりました…。

旦那ちゃんは当日9時で仕事を切り上げ
昼からの葬儀に備えて準備…。

の、予定が…。
うーん、あまりエンジンがかかってない様子…。

「準備しなくていいの？」
「もう出来てるから…」
「そうなのね…」
「何か食べようかな…」

そう言ってインスタントラーメンを食べたあと
ウトウトとし始めたのです。　　
　　　↑　んまあ、いっか…。

…12：00に起こしてもグズグズして起きない…。

気が付けば、もう12：30になったし…　(;’∀’)　
　　↑　間に合うのか？

ハラハラしつつ起こし続ける私を尻目にシャキッとしない…。

「間に合わなくなるよ？」
「大丈夫。15：00からでしょ？　葬儀場近いし…」
　　↑　ん？？？　(;’∀’)　　そうだっけ？

「ねえ…13：30からだったでしょ？確認しなよ…？」
「え？そうだっけ？」
　　↑　だから「そうだっけ？」はこっちのセリフ！

父親に確認すると13：30で正解。
急に慌てだす旦那ちゃん　（言ったじゃん！）

そりゃあさ、いつも信用ならんこと言ってるのは
私の方が多いかもしれんが…
たまには、まともなことも言うさ…私だって…。

スーツに着替えている間に香典袋の準備をする私…。
（筆ペン嫌いじゃない。書くの好き♡）

着替えた姿を見て
「あら？ちょっといい男に見えるじゃん！」

うちの旦那ちゃんは得意げ…

「俺、えらい！
　太ってもいいようにタックの取れるやつ買ってた！」

…。　
そういえば、10kg以上増量してた…。
そりゃ、えかった…　(-“-)

　　　(。´・ω・)ん?　　！！

よく見ると襟の後ろ側が立っている
　　　…直せ！

「あんた、チャック！」
　　　…いつも通り開いている　(-“-)

ついでに股間の位置に大きな糸くず！
　　　…そこのアピールはいらん！　(-“-)

「香典袋入れるのこれでいい？」
　　　…！？　それは祝儀袋入れるやつ！

「数珠はこれでいっか！」
　　　↑　それ、女もん！

「お金は入れた？」
　　　↑　人には突っ込むんかい！…(;^ω^)

ふ～　何とか間に合いそう…。

「また帰る時間がわかったら連絡する！」
「うん、行ってらっしゃい！寝ちゃダメよ！」

　　何が、準備できてる…だよ…(>_<)

…それから2時間半くらい経った頃…。
もう少しかかるだろうかと思っていた矢先に
LINEが来た…。

「今、オーブンに入った！」
　　　↑　「オーブン」…( ﾟДﾟ)？？？
続けて…
「焼きあがるのを待ってる！」
　　　↑　「焼きあがる？」…　( ﾟДﾟ)？？？
　　

　　　故人は“ケーキ”か？？？！！
　　それとも“クッキー”なのか？？？！！

一人で大爆笑したのは何年ぶりだっただろうか…

それから無事に帰ってきた旦那ちゃん。
着替えながら、いろいろ報告してくれるのだが…

「それがさあ、お経って宗派が
　違うといろいろ違うねえ…」
「確かにねえ…」
「今日の宗派はねえ
　お経の語尾を2分も伸ばすんだよ！」
　　　↑　「2分！？」…　( ﾟДﾟ)？？？　
　宗派の違いか？？　いや、歌手でも出来るのか？

「そっか…」
…としか、即答できなかった…。（お腹が痛くて…）
　　　↑　そのお経…いつ終わるのよ？(>_<)

　　　たぶんだが…いろいろ違う…。

「あと、入場してくる時にお坊さんがね…」
「うん…」
「なんまいだー　なんまいだーって
　手をすり合わせて、呟きながら入ってくるの！」
　↑　そこ、そんなに「爆笑」しながら報告する？

　　　　　　！！！( ﾟДﾟ)！！！　

　　　　旦那ちゃん…教えてあげるよ…

そりゃあね「皿を数えている」わけじゃないんだよ…
もちろん「お金を数えている」わけでもないんだよ…

まるで遠足から帰った子どもが
お母さんに楽しかったことを報告しているようだ…。

「あ、それとね…」
「うん…」
「体格のいい人だったから心配してたけど…
　オーブンから出たら上手に骨だけに
　焼きあがってた！」
　　↑　”骨せんべい”だったか…！！！(; ･`д･´)

「うん…生焼けは嫌だね…」
　　↑　私も何かがおかしくなってしまった…。

　　　…旦那ちゃんよぉ…
【あんたの故人を偲ぶ心はどこへ行った？！】

「お葬式」という映画を旦那ちゃんはきっと
観たことがないと思うので
「今度一緒に観ようかな…」
そう思えた日の出来事です。

皆さんは、「お葬式」のような
お葬式の経験ありますか？　（笑）