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「全盲にゃんこのヘレン」(我が家のヘレンケラー)

皆さん、おはようございます。
ryukoです。

私は動物が好きです。
今はにゃんこを飼っていますが
そのうちの一匹について
今日は書きます。


       …ヘレン(女の子)…

         14年前。
      何気なく目にした…
     動物愛護センターのHP

   そこの1ページに「ヘレン」がいた。
     まだ3か月に入ったばかりの
    小さな仔猫は…「全盲」だった。

     貰い手があるのか気になって
      見に行ったが…。最後。

     即決で迎えることにした。
    障害のあるにゃんこを飼うのは
        初めてだった。

    物の位置を出来るだけ替えない。
     環境に慣れるまで見守る。
    などの注意事項を頭に入れて…。

      毛並みは「キジトラ」
   一般的に警戒心が強くワイルドな性格と
        言われている。

赤い首輪が似合うでしょ!

    しかし、そんな様子は素振りもない。
      なつっこくて、賢い仔だ。

       環境に慣れたころに
      遊び相手に…と2匹ほど
    動物愛護センターから引き取った。

     初めこそは警戒していたが
    すぐに打ち解け仲良くなれた。


     ヘレンのすごいところは…
        どの子よりも
     「世話焼き」なところ。

   他のにゃんこの毛繕いを常にする。

     4匹目を引き取った時には
    まるで「母」のように寄り添い
    出ないおっぱいをあげていた。

    (めっちゃ、可愛かった…)

片時も離れなかった頃だね

   毛繕いはにゃんこに限ったことではない。

     人間の髪の毛もやりたがって…
    頭を動かせば前足で抑え込んででも
      毛繕いに執着する。(笑)

     トイレの失敗も一度もない。
   初めて階段を昇降した時は感動した。

   興奮して走って物に頭をぶつけることは
        いつもの光景。
    高いところから落ちることもある。
      距離感が図れないから
   その度に心配するが…なんてことない。

    名前を呼べば、すっ飛んでくる。

  なんと、おもちゃでタマトリだって出来る。
      感覚が鋭いのだろう。
      見えない目で追うのだ。


      生まれてすぐに病気で
      眼球が委縮したらしい。
     光すらも感じないその目で
    暗闇の先に何を見ているのだろうか。

     高齢の域に入ってきたヘレン。

    うちに来て「よかった」と思える
    そんな「ニャン生」だったらいいな。
          ( *´艸`)


 私は、この子に教えてもらうことが
 沢山ありました。

 障害があるのに誰よりも
「他を愛する」心が強いのです。

 来客が来ても一番に挨拶し
 甘える姿は「もてなしの心」です。

 家の外に野良猫が来れば
 戦闘態勢になり
 他のにゃんこを「守ろう」とします。

 果たして、私はヘレンの状況で
 そんな風に生きれたでしょうか。

 ヘレンは、命を救ってもらったのでは
 ありません。

 私に「学び」を与えるために
 我が家に来た「ヘレンケラー」
 だと思っています。
 ( *´艸`)

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