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私が旅をする理由

大学院に入学して1か月、ようやく新しい学校に慣れてきたところ。
授業でも、外部でも初めましての人が多いのでよく自己紹介をしますが、
そこでよく自分の旅の話をします。そこでよく、

どうしてそんなに旅をしているんですか

とよく聞かれます。そこで普段しっかり答えられない時が多かったので
今回ここにはっきり記したいと思います。

私の旅行経験について

サウジアラビア、メディナの預言者モスク(私お気に入りの1枚)

理由を答える前にまず私がどのくらい海外に行っていたのか簡単に紹介したいと思います。細かい詳細は別記事で紹介しよっかなと。

【私の旅経験】
行った国:44か国
初海外:バリ島(インドネシア)
印象に残ってる国:パキスタン、シリア、サウジアラビア
使った費用(総額):250万くらい

と簡単にこんな感じです。初海外のバリ島は今から約5年前の9月に行きました。あれから5年も経ったのか、時代の流れは早い。

5か国目のシンガポールの時にコロナ到来、そこから半年行けなくなるも、同年9月再開しそこから半年感覚で海外渡航を続けていた。

では、どこでそんなに旅をしたくなったのかというと、大きく3つあって、

  • 自分の好奇心を満たすため

  • 自分の知らない価値観にふれ、自分の考え方や視野を広げるため

  • 自分の行動の指針となる「原動力」を培うため

です。とりわけ自分の旅は中身は違えどこの3つに尽きると思う。これから旅したいなと思う人に、そして旅したことないけど興味あるなって思っている人に今回は書いていくことにする。

理由その①:好奇心を満たすため


シェイク・ザイード・グランド・モスク(UAE・アブダビ)

旅は新しい場所や文化に出会うことができるため、知らなかったことや興味を持ったことに出会うことができる。最初は、自分の住んでるところしか知らない自分から始まり、旅に出れば出る程更に知りたい!今度はあっちにも行ってみたい!っていう好奇心が湧いてくる。

自分も44カ国も旅しているが、今でも行きたい場所、国はまだたくさんある。行った先でも常に好奇心を刺激されるため、好奇心が満たされなくなるという状態は現れない。

モスクに行くとなっても国や地域によって建物の構造は異なるし、宗派によっても異なる。自分も100か所以上のモスクに行ったが、全世界には約400万近くのモスクが存在すると言われている。

違う国を行くのも好奇心を満たすきっかけにもなるし、行ったことのある国でも違う場所に行けばそれも好奇心を満たすきっかけになる。

自分の知らないところに行くのは、ワクワクする。

これからどんな旅が待ち受けているのだろう、どんな人がいてどんな景色が待っているのだろうと楽しみで仕方がない。

好奇心を刺激することは単に興味関心を広げるだけではなく、時には人生を変えるきっかけにもなり得る。

自分も旅を通じて好奇心を広げていったことで、色々な経験を積むことができたし、今こうして大学院に通っているのも自分の中にある1つの好奇心を調査によって解き明かしていきたいと思ったからである。

何か謎があって、その謎を調べないと気が済まないという気持ち。この好奇心を持ち続けている限り、人間は生き甲斐を感じるのではないか

手塚治虫

まさに「謎」を自分の足で現地に運び、調べることこそ旅の醍醐味ではないかと思う。それこそが自分の生きがいになっているし、今後も人生の軸になるだろう。

理由その②:自分の知らない価値観にふれ、自分の考え方や視野を広げるため


シャーラ・マール庭園(パキスタン、ラホール)

旅を通じて自分の知らない人たちに出会い、自分の知らない文化に出会うことで自分の今まで持っていた価値観は大きく変わる。

旅をすれば視野が広がるとよく言われるが、それはなぜかと言うと、

自分と違う価値観と接すれば接するほど、他人が自分と違うことが当たり前に思えるようになる。常識にとらわれることなく、自分自身の価値観と違う価値観があるという事を認識すれば、自分の価値観は広がる。

自分と違う他者を認識することで自分の視野が広がる。これは人間がカルチャーショックを受ける時の原理と一緒で、自分の持っている固定概念が他者と接触することでそれが偽りだったという事に気づく。

人は長く同じ環境にいることで、そこでの常識=世界でも当たり前と考えてしまいがちである。しかし、40か国以上旅して間違いなく言えることは、

自分の当たり前は、世界では当たり前ではない。

それを身をもって体感するだけでも旅をする価値は十分にあると私は思っている。

今はそれを越えて、自分のまだ知らない価値観を知り、理解を増やしていくことにシフトしている。

40か国といえどまだ、世界には100か国以上あり、それ以上の価値観が存在している。それを1つでも多く吸収して自分の糧にしたい。その為に旅を続けている。

理由その③:自分の行動の指針となる「原動力」を培うため


ウマイヤド・モスク(シリア、ダマスカス)

迷った時は旅に行け

これは、私が大学2年生の時でまだ数カ国しか行ったことがなかった時にバックパッカーの先輩から言われた言葉であり、今では自分がよく旅をしたことがあまりない人に言う言葉でもある。

特に1人で旅をする時には相当の勇気が必要である。自分も以前は1人で旅をするのは常人がやることではないと思っていた。

しかし、1人で旅をするようになると、世間一般的に難しいことをこなしている自分に自信がつき、次々と違う事にも挑戦するようになった。

旅に帰ってきてから、バーをオープンする、イベント・ワークショップを開催する、起業するなど今までの自分では出来なかったことを行動に移す人は多い。それはなぜかと言うと、

旅を通じて自分の行動の源となる「原動力」を培うことができるからである

原動力を突き動かすきっかけは様々である。異なる価値観や生活様式に触れることで新しいアイデアが生まれ行動する人もいれば、旅先の新しい環境や挑戦的な状況に直面することで、自身の能力や限界を超える経験をし、それを自分の糧として積極的に行動するようになる人もいる。

自分も旅を通じて、迷ったらとにかく行動する癖がついた。1ミリでもやらない後悔を残すのならば、やった後の後悔を残す選択肢を取っている。それはやった後の課題が今後の人生に活きる可能性があるかもしれないので。

自分が出会った人の中で色々行動している人は、国内一周か海外1人旅を経験している割合が高い。それだけ旅が「原動力」を突き動かすエネルギーを秘めているということであり、自分も少なからずそのエネルギーを吸収し自分の人生を切り開いているのは間違いないだろう。

まとめ

結論旅に出ることで自分の人生が変わる、ということ。

自分も元々は旅をするのを毛嫌いしている側だった。それがバックパッカー経験者と交流することで魅力を知り、自分で旅をしていたら現在に至っている。

今回挙げた3つは出会った人にも伝えているほど今でも重要にしており、
1人でも多くの人が旅を通じて自分の可能性を広げてもらいたいなと思っている。そして確実に言えることは、

旅をしていなかったら今の自分はいない

それだけ旅には可能性が秘められている。ぜひ旅をして欲しいし、これからも旅を続けていく。

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