趣味のはなし。将来のはなし。情熱とか意志とか。

皆さんは、「趣味はなんですか?」と聞かれてパッと答えられるでしょうか?
僕は自分の趣味がなんなのかよくわらず、聞かれるたびに少しあたふたしてしまいます（笑）

好きなことがないわけじゃないんです。
色々なことに手を出してみた時期も長かったので、それなりに「趣味」になるようなものはいくつか経験があります。
写真、映画、漫画、小説、絵を書くこと、マジック、ドライブ、筋トレ、などなど。
他にも建築学科に入ってからは美術館に行くこともよくあります。

全部趣味といえばそうですが、違うといえば違うような気もする。考えすぎでしょうか？笑

例えば写真は、親からいただいていたお金が溜まった時にカメラを買って、近所の写真や綺麗な風景の写真なんかを撮りました。画像の加工とかもして、普通の人よりは少しだけ詳しくなりました。

漫画はライン漫画で読んだり、気に入ったものは単行本を集めたりして。ワンピースとか王道系は勿論、「ろくでなしブルース」などの昔の不良漫画や「GANTZ」のようなドギツイ（笑）漫画、「ブルージャイアント」のように新しい漫画や「クレヨンしんちゃん」なような漫画で読む?と言ったものまで。
（全部何度も読み返すほど好きで、僕の生活にも影響を与えてくれたようなものばかりなので、それぞれの作品についても一個ずつ記事にしてみたいですね。）

映画は系統とかでまとめられないほどみている気がします。好きな俳優はトムハンクス、ディカプリオなどで彼らの作品は結構みましたが、「ブレードランナー」「未来世紀ブラジル」のようなSF、「CUBE」「プラットフォーム」「ミスト」のような息が詰まるもの、他にもホラー、アクション、ロマンス、ヒューマンドラマなど、ジャンル選ばず好きです。ジブリや新海誠さんのアニメ映画も観ますし、小学生の頃はジャッキーチェンやブルースリーにハマって、誕生日プレゼントでジャッキーチェンの映画のDVDを10枚買ってもらった思い出もあります笑。

小説は高校生の頃から読むようになって、少しですが夏目漱石や太宰治の近代小説、村上春樹の作品なんかも読みます。

絵は高校生のころ、多い時は２日に一枚のペースでiPadで描き続け、いまは「ココナラ」というアプリで仕事を受注して絵を描かせていただいています。でもふと思いつきで、自分の思うような絵を描いたりもします。

今日はこんな絵を描いたました笑

ドライブは疲れた時にフラっと遠くの公園に行ったり、意味もなく高速道路を走ったりするような感じです。

夜の公園はなんかいい。

筋トレは、課題が忙しくない時は毎日していました。

とまあ、全て趣味のような感じなんですが、全て自分の中で「あと一歩」という感覚が拭いきれないのです。
自分の中で「これしかない!」と思えるような情熱が、今一つ足りないように思います。

情熱を何かに傾けられるのは素晴らしいと思うのですが、自分にはそれをする勇気が今ひとつ足りないのでしょうか。淡々と決まりきったことをするのが元々好きで、習慣的に好きな番組なんかを観ていた時期なんかもありますが、あくまで「習慣として何かをする」という行為が好きなだけかもしれません。じゃあ趣味は「習慣化して何かをすること」になるのでしょうか？でも、朝起きて歯を磨くことは「習慣」ですが、「趣味」じゃないですよね… 

今、キッコーマンの豆乳のレシートの写真を撮って然るべきところに送ると「10万円キャンペーン」に応募するためのチケットが貰えて。ちょうど豆乳を買って飲むことが「習慣」になっていた僕は、秋学期の間ずっと、学校の売店や家の近くのコンビニで豆乳のパックを買って、それに応募していました。今もしています。それって趣味ですかね？笑。

僕が尊敬しているデザイナーの方の書籍では、掃除道具のコロコロを無心でやることを「名もなき趣味」として、当時されていたラジオでリスナーの「名もなき趣味」を集めたことがあるということを書かれていたのですが、そういうのの方が、僕には多いような気がします。

趣味ってほどじゃないんだけど、なんとなくしていて気持ちがいいことって多いなと。

でもこういう受け身というか、成り行き任せに行う作業だけで生活を埋めていると、「自分の意思」や、さっきちらっと書いた「情熱」というものがなんなのかわからなくなってしまうんですよね。自分でどうしたいかを決められないと、なかなか将来のことを考えられない。趣味がないというところから、そういう壁にぶつかってしまったわけです。

僕の周りは、好きなことがはっきりしている友達が多くて、なんか羨ましいなとか思ってしまいます。

僕は何が好きなんだろう。これがわからない。
今冬休みなので、色々やって、じっくり考えてみよう。