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筋膜の解説

筋膜

筋膜は筋肉や、腱・骨・内臓・神経などを包み込み、結合、連動性を作っている線維性の結合組織。

主にコラーゲンでできている。コラーゲン繊維は強度や形態を形成し、種々の方向に交わるように走っている。エラスチン(弾性)繊維は形状記憶性と伸張性を与える。皮下の組織の下層に位置する。

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役割

①各組織を包み込み、組織同士の摩擦から保護する。

②筋収縮時の滑りを助ける。

③姿勢を保つ

④筋繊維の動きを支え、力の伝達を行う。

種類

①骨膜→緻密骨の外側に存在する繊維性の被膜。

②心膜→心臓を包む膜。心臓の表面を覆う臓側心膜と壁側心膜がある。

③内臓膜→臓器や組織を覆う膜。

④脳膜→脳膜の表面を覆う膜。硬膜・くも膜・軟膜の3層からなる。

⑤筋筋膜→筋肉を覆う膜。筋骨格系の筋膜は足底や、大腿部外側、腹部の筋肉組織で特に目立って見られる。筋肉の緊張状態により骨が引っ張られることで関節や筋、神経にストレスを与え、痛みを生じることがある。運動不足やメンテナンス不足により、「水素結合」の過程で筋膜同士が癒着→硬化する。筋膜を柔らかくするには、持続的な熱や圧を加える。運動動作により体を温め、90~120秒程度その姿勢を意識すると筋を包む筋膜鞘が変化し再形成される。

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