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藤村龍至インタビュー・座談会まとめ2016-2022

2016年から2022年までです。40歳を過ぎ若手枠を卒業した感もあり、作品や理論についてインタビューされるというよりは東京オリパラやコロナ禍を経て建築界や東京、日本社会全体を状況を俯瞰して整理する役割が多くりました。

2016
2016年に東京藝大准教授に着任したことで藝大の近況や教育感などについて聴いて頂きました(40歳)。

2017
さいたま市の大宮駅前でおもてなし公共施設「OM TERRACE」が竣工したこと、一般社団法人アーバンデザイン大宮UDCOの活動「OMIYA STREET TERRACE」が始まったことで公共空間の利活用社会実験などの活動についてお話しています。

東京の再開発やオフィスビルのあり方について語っています。デベロッパーの方々に開発の歴史やポテンシャルを語るという場面が増えました。

2018
ギャラリー間で『ちのかたち』展
が行われたことで作品や活動について聴いていただく機会が増えた年です。

地元所沢市景観審議会の委員に就いたことで「広報ところざわ」でお話したり、日本建築学会の会員誌『建築雑誌』編集委員長に就いて毎月発行される雑誌の編集をお任せ頂いた年でもあったので編集方針についてお話しました。

2019
オリパラ後の東京を考える「TOKYO2021」というアート・プロジェクトに参加し、美術系のメディアに登場したりUDCO副センター長の立場で大宮の魅力についてお話しするなど、都市開発について語る場面が多いです。

新建築住宅特集の企画「穴が開くほど見る」へ内藤廣さんと登壇させて頂き宮脇檀水谷頴介についてお話しました。

2020
新型コロナウイルス関連
が多いです。少し視野を広めに構えた座談会がしたいという時期でした。

埼玉県庁の企画で「まちなかリノベ賞」の審査員を務めました。関連して熊谷を起点に精力的に活動しておられる加賀崎勝弘さんと対談してまちなかリノベとは何か話し合いました。「2025年問題」と呼ばれる超高齢社会の到来や全国に100万戸といわれる空き家問題についてもお話ししています。

「人事のアカデミア」というシリーズで法政大学キャリアデザイン学部教授の梅崎修先生からインタビューを受け、キャリアデザインという視点から批判的工学主義を読み解くという経験をさせて頂きました。

2021
東京オリンピック・パラリンピック関連
が多いです。急速に進む都市開発に対する戸惑いや錯綜した情報を整理して伝え、今後の展望を語る役割を期待されることが多かった時期です。

地元である埼玉で影響力を持つ『埼玉新聞』の150周年記念企画でお話させて頂きました。地元新聞が将来像を問うという企画です。

2022
秋吉浩気さんと門脇耕三さんと秋吉さんの著作『メタアーキテクト』をめぐる座談会をしました。現代のアーキテクト像をめぐる議論で「超都市と超建築家」というタイトルがついています。

「母の家」を発表し近くに「椿峰キッチン」に取り組んだことでニュータウン再生について話しています。

これからも理論、方法論、作品などについてお話させて頂ければと思います。建築家の役割やその変貌、まちづくりの考え方などについても論を磨いていきたいと思います。


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