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恋人の定義

最近、恋人が欲しいなぁと思う。一口に恋人と言ってもそこに求める役割は色々だ。気軽に遊びに誘える相手だったり、気のおけない友人だったり、辛い時に癒し合えたり楽しいことを分かち合えたり、セックスパートナーだったりする。自分は恋人に何を求めているのだろう?そんなことをずっと考えていた。

昨日の帰り道ふと、こんな雪の日に、「雪だね」とか「寒いね」とか、そんな他愛もないことを共有し合えるような相手を求めているだけなのかもしれないなと思った。それはとても小さなことだけれど、とても特別な関係だなと思う。「雪だね」とか「寒いね」とか、「桜が咲いていたよ」とか、「今日は満月だって」とか、「ご飯がおいしかったよ」とか、そんな小さな感動を分かち合える、そんなパートナーが欲しいのかもしれない。

「雪が積もったね」と、たったそれだけの短いLINEを、こんなことを送っても迷惑かなとそっと閉じた夜の孤独。それは一晩明けた雪のように、冷たく固く凍って僕の心に張り付いた。早く解けてくれますように。

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