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拾いもの集

今日は日常のそこここで拾った小さな物語のかけらを。

昨日、すごく大きなボルゾイ犬が、救急車の音にビビって飼い主さんに抱きついているのを見た。とてもかわいかった。

スーパーで買い物をして帰っていたら、小学生くらいの小さな女の子に呼び止められて、「すみません、今何時か分かりますか?」と聞かれた。物怖じせずに大人に話し掛けられるなんてすごいなぁと思いながら普通に答えてあげたんだけど、「今って西暦何年ですか?」だったらタイムトラベラーだったのになと妄想してニヤニヤした。小さなタイムトラベラー、会いたい。

堂本剛くんの結婚のニュースを見て、はるか昔に付き合っていた彼女がKinKi Kidsの大ファンだったことを思い出す。地元に戻って結婚して子供もいるらしいことは知っているが、元気でやっているだろうか。あまり他人の誕生日などは覚えられない性格なのだが、彼女の誕生日だけは10月1日と覚えやすいのもあって未だに忘れられずにいる。変な別れ方をしてしまったけれど、今思えばいい女だった。どうか幸せに過ごしていてくれ。まあ勝手に幸せだろうけど。

学校帰りの小学生たちが、YOASOBIの『アイドル』を歌っていた。あんなにテンポも早くて難しい歌を、こんな小さい頃から歌って育った小学生たちはどれだけ歌が上手くなるのだろう。10年後20年後の日本の芸能界の歌唱力が恐ろしい。

マックで隣に座っていた女子高生が、「諦めたところから試合開始ですよ」って言ってて、安西先生よりもポジティブだった。「それ誰の名言でもないよ」というツッコミも含めてとても良かった。

「マックで隣に座っていた女子高生が…」っていうのももはやネットミーム化していて、実際にマックで隣に座っていた女子高生が話していたエピソードも嘘松だと思われるんじゃないか感があって嫌なもんだね。

例えば若い女性と話している時に、「○○に行きたいんですよね」などと言われたとしても、「あなたと行きたいんです」という意味とは限らないのだということはわきまえておかねばならない。

冒頭に書いた、大きなボルゾイに抱きつかれていた飼い主さんは背の低いおばさんだった。性別や年齢や背の高い低いに触れる必要があるのか?いろいろと躊躇って、結局『飼い主さん』とだけ書いたが、背の低いおばさんの飼い主さんだから伝わる面白さもあるよなぁと思う。一方で犬に関しては、『ボルゾイ』と犬種まで明らかにしている。短いエピソードだが配慮や自己検閲についていろいろ思うところのあった文章になった。

ここ数日23時過ぎに帰宅して日付が変わってから寝て5時前には起きる……みたいな日が続いて明らかに身体が弱っていたので、昨日は21時-5時のフルタイムでしっかり寝た。逆正社員だ。

そんな日常。今日も何か面白い出来事を拾える1日だったらいいな。

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