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モンハンのこと

モンハンと言えば、もはや知らない人はいないと言ってもいいくらいの国民的なゲームタイトルである。モンスターハンター。仲間と共に巨大なモンスターを狩る、ハンティングアクションゲームという新ジャンル。一時に比べて随分と熱は冷めたが、僕もかなりハマり倒したゲームだ。最新タイトル、モンスターハンターライズの大型アップデートを控え、昨日久しぶりに少しプレイをした。

僕がモンハンを始めたのは、プレイステーションポータブルで発売された『モンスターハンターポータブル2ndG』からだった。何となく買ったPSP、何となく話題だったから買ってみたモンハンP2G。そしてまんまとハマってしまった。それは当時の僕の環境によるところが大きかった。

当時僕は気心の知れた友達4人で一軒家を借りてルームシェアをしていた。最大4人での協力プレイが出来るモンハンと、気心の知れた友達4人でのルームシェアとの相性は、最悪に最高だった。僕がPSPとモンハンを買ったのを皮切りに、1人また1人とPSPを購入し、みるみるうちに我が家はハンターたちの魔窟と化していった。

仕事を終えて帰ってくると、大抵誰かがリビングで狩りをしている。「誰とやってんの?」「クシャルダオラ」「終わったら何か行こうぜー」「銀レウス手伝ってよ」「おけ」そんな調子であった。4人の愛用武器は弓、ライトボウガン、片手剣、太刀。ガンナー2人剣士が2人でバランスも良かった。たまに4人が集まると、見事な連携プレイが繰り広げられた。眠らせ、麻痺させ、罠を張り爆弾を仕掛け、誰かが死にそうになると誰かが生命の粉塵を使い、的確な射撃で部位破壊を遂行し、突進してくるモンスターの脚を撃ってコケさせ、剣士はこれが俺の使命だと言わんばかりに尻尾を切断した。「ウカムルバスは〜もうすぐ〜君を迎えに来て〜♪」と、ゆずの『サヨナラバス』の替え歌を歌ってゲラゲラ笑いながらウカムルバスを乱獲した。友達にいい所を見せようとそれぞれ腕を磨き、装備品を整えた。それは本当に夢のように楽しい時間だった。

やがてルームシェアは解散し、僕は一人暮らしになった。モンハンはタイトルを重ね、最近はネットを使ったオンラインでの協力プレイも気軽に出来るようになった。しかしあの頃、気心の知れた友達4人と顔を突き合わせてゲラゲラ笑いながらプレイした楽しさを超えることはなかった。おそらく僕は最高の環境にいすぎたのだ。最高にエロい美女で童貞を捨ててしまったのだ(この例えはどうかと思うが)。

とは言え、昨日久しぶりにやったモンハンはとても楽しかった。久しぶり過ぎて射撃の距離感は滅茶苦茶だわ火山で迷子になるわ死にまくるわ犬の乗り方は忘れてるわで酷いものだったが、それでも楽しかった。最新作モンハンライズ:サンブレイクは6/30発売である。ちょうど忙しいのでそんなに遊べないと思うんですが、タイミング合いましたらぜひ遊びましょう。

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