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It's not a failure. I discovered 10,000 ways that won't work.


失敗


バスケットボールの最高峰
NBAプレーオフ2023

バックスはヒートに敗れ、2018年以来の1回戦敗退を喫した。

プレーオフで第1シードが第8シードに負けることは
過去に5度しかなかった。

不名誉は6回目となってしまった今回の試合後、
敗退したバックスに所属しギリシャの怪物ともいわれる
ヤニス選手に記者がこう問う。


『今シーズンは失敗におわりましたか』


「エリック(記者の名前)、君は去年も同じ質問をしていたよね。あなたは毎年仕事で昇進しているのかい。違うだろ。じゃあ毎年仕事をしても無駄だって言うのか。毎シーズン、家族の面倒を見るという目標を掲げて働く。それは失敗ではなく、成功へのステップがあるからこそだ」

さらに、ヤニスはシカゴ・ブルズで6度の優勝を成し遂げた
マイケルジョーダンを引き合いに出す。

「彼は15年間プレーして、6度の優勝をつかんだ。じゃあ残りの9年間は失敗だったのか?それは間違った質問だ。スポーツに失敗はなく、良い日も悪い日もある」

と記者の質問に異議を唱えた。

また1971年の初優勝から2021年のリーグ制覇まで、長らく時間が過ぎていたバックスの歴史も絡めながら、ヤニスは話を続ける。

「1971年から2021年までの50年間、優勝できなかったのは50年間の失敗か? それは断じて違う。優勝のためのステップだったんだ」


…………




一歩


今シーズン、アザリー飯田の初北信越リーグ2部での戦いは1勝1分12敗で幕を閉じた。

本当に苦しいシーズンだった。

そこに情熱がなかったわけではない。
何もかもが通用しなかったわけでもない。
それでも勝ちに繋げられる試合が作れなかった。


結果だけを見れば本当に言い訳のしようもなく、
太刀打ちできなかったと捉えられても反論の余地もない。が、
最後の最後にひっくり返された試合が4試合近くあった。
もちろんひっくり返されるということ事体が自分たちの力不足を物語っている。それでも、劇的すぎる逆転劇を目の前で何度も何度も、繰り返され、自分達の自信はどんどん崩れていった。
ここで1つ勝てば変わる、そう信じた1勝が遠く、重く、届かなかった。




現状から変わらなければいけない。







あのシーズンで苦しい思いをしてよかった。
あの経験がチームを一つ上のレベルへ押し上げた。







そう言えるように
今シーズンのすべてを

『前へ』

進むための糧としなければならない。


だから、悔しくとも、うまくいかなくとも、失敗に思われようとも

それは一歩なのだ。

いや、一歩にしなければいけない。





前へ



今年は

『前へ』

というスローガンを掲げてシーズンをスタートさせた。


クラブとして初の舞台、なにがあるかわからない
そんな中でもクラブを、チームを進めていこうと掲げたスローガン


クラブとして、チームとして、未熟な部分を痛感した。
まだまだやらなければいけないことがある。

クラブがこの先、前へ進むために。



結果は散々なシーズンだったけど
応援してくれる人が増えた。


本当に、熱狂的というか、常人では考えられない熱量をもった
熱いサポーターが応援を作ってくれた。

最終節では太鼓や応援がピッチに響き渡っていた。


その光景は過去にはなかったもの。


1アマチュアクラブにとっては
大きな大きな出来事である。


試合に負ければ、申し訳ないなと思った。
自分達と同じくらい、試合に懸けて応援してくれる人がいて
声を枯らしながら太鼓をたたく姿を見て、勝って共に喜べたらと
何度も思った。

少なからず選手たちも同じ気持ちだったと思う。
熱い中、ありがとうございました。






1→10



応援も。

北信越のレベルも。

運営も。

クラブも。

チームも。



同じ場所にいることも大変なことだけど
前に進むことを選びたい。



やることは山積みだけども
情熱・礼儀・尊重をもって地域を巻き込んで
もっと目指すべきところへ向かっていく。



現状維持ではなく、前へ。









2023シーズンは失敗の1年だったか?
それは断じて違う。このクラブが、地域が、
前に進むためのステップだった
。』




























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