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お金持ちは「ありがとう」という習慣がある

投資家がお金よりも大切にしていること 著者:藤野英人』を読んだ。

お金とは何だろうか。
お金はあくまで概念であり、誰かと何かを交換するための手段であるはずなのに、自分がお金を所有すること自体が目的になってしまっている人が大半だろう。

また、日本人ほどお金が好きな民族はいない。
世界の中でも日本は「現金と預金」の比率が高く、他国は有価証券や株式といった「投資」の比率が高い。
「投資」と聞くとギャンブルや金儲けといったネガティブなイメージを抱く人も多いだろう。

本書では、お金の本質、価値観、エネルギーを解き明かし、本当の投資とは何なのかを教えてくれる。
そして、投資家の著者が第一にアドバイスすることは、「良い消費者になる」ということだ。

具体的にいうと、お店に行ったときは、必ず「ありがとう」と言うように
しているそうだ。
その「ありがとう」は、相手もいい気分させ、回りまわって最終的には自分のところに帰ってくる。
感謝を伝える人というのは、お金や労働の価値をわかっている人、経済とはどういうものかを実感している人、ということだ。

そして、お金持ちだからお礼を言うわけではなく、お礼を言う人だからお金持ちになったのではないか、と。

投資に対する考え方が180度変わる一冊だ。

【今週の読了】
■出口版 学問のすすめ/出口治明 小学館 2020
■自己演出力/中谷彰宏 大和出版 2019
■お金ってなんだろう?/山形浩生・岡田斗司夫 光文社 2014
■敷金・職質・保証人/鳥賀陽弘道 ワニブックス 2018

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