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天空の林道と侘寂温泉

紅葉登山、3座目。
秋の気配はどこへ・・・、各地で10月の暑さを記録更新した。
連日の高温の為、今年の紅葉の色づきは遅く、この日のモミジも青々としていた。
日本は徐々に四季を失っているのだろうか。

愛媛・高知の県境にそびえる中津明神山(1541m)は独立峰で展望が良く、天気が良ければ土佐湾から瀬戸内海まで見渡すことができる。
登山口からは急登の雑木林が一時間以上続き、一気に体力を消耗する。
何度もザックを投げ飛ばし休憩するが、この景観ではテンションが上がらない。

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ようやく視界が広がり山頂が見えてくる。
山頂には雨量観測所があり、車でも登頂できる。

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山頂から少し下った所にあるのが、『天空の林道』と呼ばれる尾根伝いに伸びる未舗装林道だ。
なだらかな稜線に笹原が広がり、どこまでも続く林道に目を奪われる。
林道をしばらく歩いて、休憩と昼食をとり下山。

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後1~2週間もすれば綺麗な紅葉が見れるだろう。

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登山の後は温泉で汗を流すに限る。
車を走らせ温泉へ。

奇跡の清流「仁淀川」が流れるいの町には温泉施設がいくつかあるが、詫び寂びを求めるなら『吾北むささび温泉』だ。
観光客は少なく、地元の高齢者が大半を占める公衆浴場と言っていいだろう。
※写真はHPより

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秘境にありながら人気はなく、広いとは表現し難い湯舟に浸かり、心の充足を満たす。
ひっそりとした静寂の中に豊かさが溢れてくる。

ぼくの紅葉登山はまだまだ続く・・・。


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