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仕事でもっと活躍するために、必要なのは本当に勉強か?

仕事がうまくいかない時、「仕事がうまくいかないのは、勉強が足りないからだ」と思うことがよくある。
もちろん、本当に勉強が足りない部分もあるけど、たぶんそれ以外にも理由がある。

アオアシっていうサッカー漫画が好きで、その中のセリフでこんなのがある。

ディフェンスの能力が高いとか、ラインコントロールに長けてるとか、そういうひとつひとつの要素は入り口にすぎない。
敵に、「これは攻めても無駄だ」と思わせて足を止めさせる。
そこまでいって初めて完成なんだ。

アオアシ  25巻

つまり、ディフェンダーの役割は「これは攻めても無駄だ」と思わせることで、「ディフェンスの能力が高い」とか「ラインコントロールに長けてる」というのは、役割を果たすための手段に過ぎないということ。

これは仕事にも言えることなのではと思った。

仕事の目的は「お客様への価値提供」であって、「技術力が高い」というのはそれを満たすひとつの要素でしかない。

なにか仕事で問題があったりした時に、「勉強しなきゃ!」って思うことは、まあ悪くはないけど、最善ではないのかもしれない。
勉強する前に、冷静に問題の分析をする必要がある。
問題の解決に勉強が必要なら、その時はじめて勉強をすればいいんじゃないかな。

おとなの進路教室。を読んでいて、そんなことを思った。
以下、刺さったとこ引用

とくに、ちょっと新しい領域に踏み出したときなど、その方面の知識や能力が、自分にぞっくり抜けていることに気づき、とても焦る。そんなとき、性急に勉強し、性急に自分を伸ばそうとすると、Rさんのように、視野を狭め、周囲との関係を見失いがちだ。  
勉強は必要だ。でも、それよりも大事なのは、ちゃんと「仕事をすること」だと、冒頭の編集者さんの言葉は警鐘を鳴らしている。  
焦って、「勉強しなきゃ」と思うとき、その前に、「仕事」はしているか? と問うてみる。  
いま、自分が、仕事上で抱えている課題は何か?  
お客さんの声を聞き、チームの人間の声に耳を傾け、きちんとその要求に答えていくことが先決だと、自分に言いきかせる。

おとなの進路教室。





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