「日本現代ボードゲームの父」になりたい。
こんにちは、ボードゲームの人山本龍之介です。
ボードゲームを作ったり、ボードゲームで企業研修を行う会社をやったりしています。
詳しい自己紹介はこちらにまとめています↓
ボードゲーム制作・イベント運営・新しいボードゲーム活用、とにかくボードゲームの全てに関わりたいということで、「ボードゲームの人」という守備範囲の広いアカウント名でTwitterをやっています。
しかし、本noteでは、ボードゲームの新しい概念をつくり、
さらに格を上げた呼び名がほしい、
いや、なってやるぞ、という内容です。
1,ボードゲームが「遊び道具」だけなのは、もったいない
「ボードゲームが最近流行っている。」
ここ最近、この文言自体を何度も聞いたことでしょう。
ボードゲームカフェがどんどん出店されたり、ボードゲーム漫画がアニメ化されたり、雑誌ananやPOPEYEで取り上げられたり、NONSTYLE井上さんがYouTubeでボードゲームチャンネルを始めたり、、、
みなさんも周りでボードゲームという言葉にふれる機会が多くなってきているのではと思います。
でも、思うのです。
「ボードゲームってもっと力がある。」
最近のニュースでとりあげられたボードゲームの性質としては、主に遊び道具としてのボードゲームでした。
もちろんボードゲームは「ゲーム」なので、遊び道具ですし、ぼくが大好きなボードゲームも遊び道具としてのものです。
しかし、ぼくは「まだまだ、ボードゲームは有意義でより多様な価値を発揮できる」そう信じています。(遊び道具としてのボードゲームに、意味がないわけではないです。むしろ、ある意味無意義なところにボードゲームの尊さがあります。)
2,ボードゲームを、メディアに。
では、具体的にどんな活用・展開があるのか。
上のピラミッドは、ぼくがボードゲームで成したいことです。
上位の「日本文化」と「アート」に関しては、
また別noteで記すとして、今回言いたいのは「メディア」の部分です。
メディアとは、何かを伝える媒体という意味です。
本や映画、音声などのように、情報や人の想いを他者に伝達するものとしての「ボードゲーム」というあり方があるのではないか。
これが、次にボードゲームで実現したいことです。そして、ぼくはこれを『メディアボードゲーム』と呼んでいます。
例えば、ぼくが開発した経営視点のマーケティングを”疑似経験”できるMarketing Townは、「マーケティング」という情報の伝達(メディア)なのです。
(2020/3/18 追記:メデイアボードゲームとは?・その魅力・作り方をまとめました。参照ください↓)
3,人類の大転換
このメディアボードゲーム的なボードゲームは、昔から存在していたとはいえ、まだまだ一般的な概念ではありません。
子供は本棚に並んだボードゲームで社会を学び、大人はボードゲーム研修でビジネスを体感する。なんか素敵ではないですか、こんな社会。
そんな、何かを伝えたり学んだりするときに「メディアボードゲーム」という選択肢が当たり前になる。これはぼく個人の想いでもあるし、実はMarketing Townを運営する弊社のビジョンにもなっています。
今まで遊び道具でしかなかったボードゲームが、メディアという性質をもって社会に受け入れられる。「伝える内容」ではなく、「伝え方そのもの」の選択肢が増える。
太古ただの洞窟の壁がキャンバスになったり、活版印刷で多くの人が文字から情報を得るようになったり。
人類史に残る大転換。そんなレベルのことだと思っているのです。
4,そして、願わくば呼ばれたい
正直、メディアボードゲームめっちゃ大変です。
会社で話していると、やっぱり「学び」より「ただの遊び」という認識が強い。
そして何より、ゲーム制作が難しい。伝えたい内容とゲーム性のバランスや関連性。制作では、ひたすらゲームを作っては壊してを繰り返しています。
でも、みなさんには、この過程を注目してほしいのです。
そして、楽しみにしてほしい。
遊び道具から、メディアボードゲームへ。
”楽しく学ぶ”から、”楽しんでたら学んでた”と思う社会へ。
そして、その後願わくばこそっと耳元で呼んでほしい。
「よっ、日本現代ボードゲームの父…!」
ニンマリさせていただきます。
p.s.
これからは、個人でもどんどんボードゲームを作っていくのでこれも楽しみにしててください!
大切にボードゲームに変換させていただきます。