さびしんぼう(大林信彦監督、1985)観ました。

尾道三部作のうちの一つ、さびしんぼうを観ました。

映画以前に、尾道の風景が大好きなので、昔の映像を観られてそれだけで幸せでした。

テーマも、人を好きになることには、寂しさ、悲しみが伴うという、人生の悲哀と深みと喜びを描くという素敵なものでした。

俳優陣も懐かしい。尾美としのり(なぜか、尾藤イサオと混同してしまうのは、私だけでしょうか?)、藤田弓子、小林稔侍、樹木希林、小林聡美、富田靖子などなど。

好きになれなかったのは、当時の流行りなのか、無意味なエッチシーンがあり、例えば、英語の先生の女優(秋川リサ)のパンツシーンが繰り返し出たり、藤田弓子の上半身下着シーンは特になんでわざわざ出すのか、今から見ると理解ができませんでした。

それ以外では、おおむね好きな映画です。ただ、大林監督作品の特徴かもしれませんが、甘さというか、「キモイ」といえばいいか分かりませんが、独特の雰囲気には、全面的には没入できない感覚はあります。なんというか乾いたハードボイルド系な表現が好きな私としては、ついていけない部分がありました。

こういう古い日本、外国の映画って、今から見ようとしてもなかなか見れないですよね。先日、神田神保町に行って探してみたのですが、古い日本映画のDVDとか4000円くらいして手が出ませんでした。著作権が切れた古い映画とか、安く売って手軽に見れると嬉しいです。せめて2000円くらいまで値下げしてほしいなぁ。

★は、3つです。
アマゾンプライムで、時をかける少女は見つけたので、近いうちに観てみます。

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