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モノクロフィルム自家現像の入門メモ

私が始めた時の覚書

イントロダクション

どうも皆さん素敵なフォトライフを楽しんでいらっしゃいますか?
ここ数年、急激なカラーネガフィルムの高騰や相次ぐ定番フィルムの生産終了で年々フィルム写真をやるのが難しくなっていますね。
リバーサルフィルムも無慈悲に値上がりし、現像を受け付けてくれるお店も減っているようです。
数を撮るのが難しくなってきているなと思っている方。もしよければモノクロフィルム現像の世界を覗いてみませんか?
大丈夫、覗いていくだけでもウェルカムです。

初心者にオススメのアクロス現像セット!

と、言うか僕自身もビギナーです。自分が揃えたものを列挙します。

前提条件について

基本的に富士フイルムのアクロス2を失敗なく、確実に現像する一番安心な組み合わせの買い物とハウツーをメモにまとめました。なのでコダックやイルフォードのフィルムを現像したい人向けではないのでご容赦ください。🙏

予算について

これからあげていく必要なものを揃えていくと2万円ほどかかります。
モノクロフィルムの現像代金で一本1200円ほどかかる現状を考えると16本以上現像すれば元が取れそうです。私はまだ3本くらいしか現像していませんが…
高いよ!!モノクロ現像が自分に合うか不安だよ!!って人のためのケアも後半に書くのでご安心ください。

まずはこれ!

1、富士フイルムのアクロス2

フィルムがないと何も始まらないですね。やっぱりアクロス!!

フイルム現像用の道具(一度買えばOK)

2、堀内カラーのフィルムピッカー

https://www.yodobashi.com/product/100000001000194766/

3、ダークバッグ

中国製の安いやつがありますが臭い匂いがするのでエツミのやつの方が良さそうです。僕はケチったおかげで毎回臭い匂いに苦しんでいますので高いけどこちらをおすすめします。

4、現像タンク

https://www.yodobashi.com/product/000000110393001672/

リールが2本ついたものを買っておけば現像を2本同時にできますし、ブローニー版も現像できます。※リール一本だとブローニー現像ができないので注意です。
メーカーはLPL、もしくはパターソンのものを買っておけば大丈夫です。

5、温度計

6、薬品の保存容器

現像液とクイックウォッシュについてはペットボトルや市販のポリ容器とかで大丈夫です。
定着液については繰り返し使うことができるので密閉性が高い容器がおすすめです。

7、コクヨのネガファイル

現像したネガを保管するために必要なアイテム。お忘れなく!!

現像用の薬品

8、現像液 富士フイルムのミクロファイン

モノクロフィルム用の現像薬品です。パウダー状の薬品を50度くらいのお湯で溶かします。これ一つでフィルム5本程度が目安のようです。

9、停止液(酢酸、もしくはクエン酸)

https://www.yodobashi.com/product/000000110353000621/

酢酸、もしくはクエン酸が必要になります。個人的には小さいサイズのこれがいいと思います。ただし、開けるとよっちゃんカットイカの匂いを1000倍くらい強くした匂いがするのでご注意ください。
薬局で買えるクエン酸の水溶液で代用する方がいいかも?匂いが苦手な人はご検討ください。
水に薄めて基本的に一回ごとに使い捨てです。

10、定着液 富士フイルムのスーパーフジフィックス

一回の希釈液の作成でフィルムを10本くらい定着できるみたいです。

11、クイックウォッシュ 富士QW

これを使うとフィルムの水洗工程が通常だと20分くらいかかるところを5分程度に短縮してくれるので絶対に使いましょう。水道代と作業時間を減らしてくれます。
僕は2Lペットボトルで保管しています。

12、富士フイルムドライウェル

https://www.yodobashi.com/product/000000110352500137/

水切り促進剤とか呼ばれたりします。これを使うと水洗後のフィルムをきれいに乾燥させることができます。

13、その他のオプション品

  • ゴム手袋:薬品や刺激の強いものに触りたくない人向け

  • 漏斗:薬品を保存容器に戻す際に必要(ダイソーとかのでOK)

  • 計量カップ:500ml〜1000mlくらいのがおすすめ、薬品を計量したり現像タンクに注ぐときに便利

  • 液体を受け止める大きめのバット、または新聞紙、たらい等:現像に使う薬品が飛び散ると家を汚してしまいます。下手すると変色します。なので洗面所やお風呂場などで現像をしましょう。そして汚れないように床やシンクを先ほどのアイテムで守りましょう。

  • エプロン、マスク、メガネ:服を汚したり顔に薬品をかからないようにするために用意しましょう。

道具集めのティップス

現像タンクは何だかんだで結構お高いです。メルカリなどで使わなくなった方のお下がりが転がっていますので賢く利用する手もあります。
ダークバッグ(チェンジングバッグ)は小さいものを使うと大きなタンクに対応できなくなるのでミィディアムサイズを探すのがおすすめです。
中華製の安物はかなり臭いので使わない時は箱に閉じ込めておくのがおすすめです。
また、通販でこれらを揃える場合は案外バラバラに届いて家が段ボールだらけになりますのでご注意ください!

現像のためのハウツー

アクロス2の現像方法ドキュメント


https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2019-12/da6177abe21d495e591e5b35bc54babb/datasheet_neopan100acros2_135_01.pdf

メーカーの公式情報ですので印刷してきっちり読み込みましょう。

Youtubeにいる優しい先生

写真家の河野さんのYoutube、モノクロフィルム現像の再入門にあたり参考にさせていただきました。丁寧でわかりやすい解説なのですごくおすすめです。
特に現像タンクのリールの巻き方についてはよくチェックしてイメトレしておきましょう。※ダークバッグにハサミを入れ忘れたとしても大丈夫、最後は気合いでフィルムを千切ればOKです。 

モノクロ現像が自分に合うか不安だよ!!って人のためのケア

大丈夫!!モノクロ写真体験ワークショップに参加しましょう!
一人で不安ならぜひお友達と行ってみましょう。きっと楽しめると思います!

最後に

長ったらしい文章にお付き合いくださりありがとうございます。
自分用のモノクロフィルム現像再入門のメモをまとめてみました。すでにインターネットにはたくさんの情報がまとまっている中で私が書いた記事に新しい情報はあるのかなと考えるとあんまりない。と言うのが正直なところです。
これをきっかけに何かちょっとでもモノクロフィルムに興味を持ってくれる人がいたらとても嬉しいです。もし良ければ一緒にモノクロ写真を楽しみましょう!!


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