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【アート】「やってみよう」と「やってみる」の間の壁

先日アートのワークショップを開きました。
「糸」をメインの素材とし、様々な「アート実験」をするワークショップ。今回は子どもを対象として開催しました。

今回はそこで一番感じたことを書きます。

一番感じたことは、子どもが僕の「壁」をバンバン叩いてくれたということ。

子どもたちはまずやってみます。

大人だと、「こうしたら綺麗かな」「もっと右にずらした方が良いかな?」「目描いたら変かな」といろいろ考えて、考えるばかりで、手がなかなか動かないことも多いのではないでしょうか?
製作に限らず、仕事でも、プライベートでも、「やってみよう」と思いつつ、なかなか「やってみて」いないものが多い気がします。
「ジムにいってみよう!」
「刺繍やってみよう!」
「本をもっと読もう!」
そう考えつつ、気がつけばひと月経ち、ふた月経ち...

子どもは違いました。
「ペンでもかいてみよう!」
そう思ったら、ペンに手を伸ばし、とりあえず「かいてみる」。そして「こんどはべつのいろ!」。別の色のペンに手を伸ばし、また「かいてみる」

もちろん子どもたちだって考えていないわけではないんです。むしろ多分ものすごいスピードで脳が回転してます。
「つぎはあかにしよう」
「なんかたたかってるみたい」
「めをかいたらおもしろいかな」

ただ、思考と行動の距離が圧倒的に近い。
やりながら考える、Thinking through Doingです。

僕に中にも、「やってみよう」と「やってみる」の間に、知らず知らずのうちに壁がめきめき築かれていました。先行するのは考えばかり。やってないじゃん...

それに気づかせてくれた子どもたち。

子どもたちが、その壁をハンマーで叩いてくれました。

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