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いまだかつてスポーツジムへ行って後悔したやつはいない。

スポーツジムって、意気揚々と始めてはみたものの続かなくてけっきょくやめちゃう習慣の代表格みたいなもの。ぼくも今年のはじめに抱いた意気込みが霧散しそうになったんだけど、今は週に二回くらい楽しく通ってます。

ジムに行くのがめんどくさくなったぼくを救ってくれたのが、ツイッターかどこかで見かけたこのマジックワード。

「いまだかつて風呂に入って後悔したやつはいない」

なるほどたしかに、寒空の中バイクでジムまで行くのは億劫だけど、行ってしまえば気持ちよく身体を動かしてすっきりして、もちろん後悔なんてしない。

このマジックワードを使えば、たいていの「やりたいけどやりたくないこと」はこなすことができるんじゃないだろうか。

でも例外もあって、ぼくの場合「ラーメン二郎」がそうだ。
成人男性一日分のカロリーがあると言われる二郎のラーメンニンニク野菜増しをしっかり完食した後に、ぼくは必ず激しく後悔する。「またひどいものを食ってしまった」と五右衛門みたいに。
でもまたしばらくすると、後悔するのをわかっていながら二郎へ向かうぼくがいる。人は後悔しなければいいってもんじゃないみたいだ。

スポーツジムが楽しくなったのにはもうひとつ理由があって、マシンで筋トレするのをやめたんです。若い頃は好きだったんだけど、今はなんか楽しくないから。

だから最近は、二十分くらいかけてゆっくり全身のストレッチをやって、一時間くらいプールでゆっくり泳いで、一時間くらいサウナとお風呂でくつろぐ、っていうのがぼくのフルコース。これがもう最高に心地よい。

泳いだり湯に浸かったりしながら、たっぷり考えごともできる。ジムで身体を動かすと、こころも動くんですよ。

ひとつだけ難点があって、しっかり全身を動かしてたっぷり汗をかいてリフレッシュすると、腹が減ってビールや煙草やラーメン二郎がうますぎるってことですね。プラマイゼロやんけっていう笑。

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