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キャリアに悩むすべての人に役立つ「虎の巻」

 今回ご紹介する本は、就活生や転職を考えている人、やりたいことが分からなくて悩んでいるあなたにオススメしたい1冊になっています。

それがこちら

 苦しかったときの話をしようか

 「苦しかったときの話をしようか」は、著者である森岡毅が、本当は家族(娘)のために書いたキャリアの判断に困ったときに役立つ虎の巻です。もともとはドメスティックな文章で、あまり修正を行わずに世に出された本です。リアリティがあり、生々しさを感じられるのが特徴です。

得ることのできる知識

 就活を経験したことがある人なら既に分かるであろう自己分析の大切さ。どれだけ自己分析が大切か。どれだけ「自己分析、自己分析」言われたことか。正直私は就活中、「そんなに自己分析って大切なのか?」と思っていたこともあります。「苦しかったときの話をしようか」では改めて自己分析の大切さを学ぶことができます。
クラゲではなく魚のような人間になるために。

T・C・Lの法則

 「苦しかったときの話をしようか」では自分の強みの知り方として「T・C・Lの法則」が紹介されています。
 「T・C・Lの法則」とは、どの職能においても重要なビジネスパーソンとしてのコンピテンシー(基礎能力)として分類される、Tの人(Thinking)、Cの人(Communication)、Lの人(Leadership)の3分類に分けて考えられる強みを知れる方法です。
 Tの人、Cの人、Lの人の典型的な動詞・趣味・傾向から、自分はどこに分類されているのかが分かり、どんな力が秀でているのかが分かるようになっています。
 詳しく知りたい方は是非「苦しかったときの話をしようか」を読んでみてください。

自己分析だけじゃない

 「苦しかったときの話をしようか」では自己分析後のことも書かれています。
 キャリアの目的、自分の特徴に合った職能、それらを総合的に考えてどういう基準で企業を回っていくのか。そこで必要になってくるのが「軸」です。
 誰しもが小さい頃、もしくは今でもあるかもしれないが、夢中になって何かをしていると知らない間に1時間、2時間と時間が過ぎていること。もしかしたらそこにあなたのやりたいこと、好きなこと、強みのヒントが隠されているかもしれません。そこからキャリアの目的、「軸」を考えてみても良いのではないでしょうか?

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