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ワークライフバランスと言われるこのご時世でコンサルに入る意味

はじめに

こんにちは、総合コンサルで10年以上の経験を持ち、現在はスタートアップで新しい挑戦をしているryuです。

近年、どの業界でも「ワークライフバランス」という言葉が叫ばれるようになり、多くの企業が働きやすい環境づくりを進めています。

これに伴い、若い世代の多くが仕事と私生活のバランスを重視し、定時退社や残業の少ない職場を選ぶ傾向が強まっています。

その一方で、コンサル業界は常にタフでハードワークが求められることで知られています。

では、このワークライフバランスを重視する時代に、コンサルティングファームに入る意味はあるのでしょうか?

今回は、現代のコンサルティング業界における「ワークライフバランス」と「キャリア構築の意味」について、深掘りしていきたいと思います。


1. コンサル業界の現実:ワークライフバランスは確かに厳しい

正直なところ、コンサルティング業界でワークライフバランスを完璧に実現するのは難しいのが現状です。

特に、プロジェクトのデッドラインが迫っていたり、クライアントからの要求が急に増えたりすると、平日深夜までの作業や、時には週末出勤が必要になることもあります。

ただし、ここで理解してほしいのは、コンサル業界全体がブラックであるわけではないということです。

ファームやプロジェクトによっては、非常にホワイトな案件も増えてきています。

特に中小規模のプロジェクトやIT、デジタル関連のプロジェクトでは、クライアント企業の働き方改革に沿ったスケジュールが組まれることが多く、以前ほどの過酷さは感じなくなってきています。


2. コンサル業界に入る意味:成長速度と自己投資

それでもなぜ、あえてコンサルに入るべきなのか?その理由のひとつは、「成長速度」と「自己投資の場」として、コンサル業界は他に類を見ない環境を提供してくれるからです。

コンサルでは、クライアント企業の経営課題やビジネス全体を俯瞰し、戦略的な解決策を提供する仕事が日常です。

多様な業界のプロジェクトに関与することで、短期間で多くのスキルや知見を身につけることができます。

  • 成長速度が圧倒的に早い
    通常、3年、5年、10年といった期間をかけて他業界で経験するようなビジネススキルを、コンサルタントとしては数年で獲得できる環境があります。

    若いうちにコンサルに入ることで、30代には他の業界で10年以上働いた人と同等、またはそれ以上のスキルセットを持つことが可能になります。

  • 自己投資が最大化できる
    確かに、ワークライフバランスを犠牲にする時期があるかもしれませんが、その代償として得られるのは、他業界ではなかなか得られない「戦略的思考」や「経営者視点」です。

    これらは、長期的にみると大きなリターンとなり、キャリア全体を通じて自分を支える強力な武器になります。


3. 他の業界と比較した収入面のメリット

コンサルに入るもう一つの大きな理由は、収入面でのメリットです。

ワークライフバランスが整った他の業界と比較して、コンサル業界は若手のうちから非常に高収入を得られる可能性があります。

例えば、20代後半から30代前半で1000万円以上の年収を手にすることが一般的です。

  • 早期に高収入が得られる
    他の業界では、経験を積んだ後、30代後半や40代にやっと年収1000万円に到達するのが通常ですが、コンサル業界では、成果さえ出せば、20代でも同じ額を手に入れることができます。

  • 将来的な選択肢が広がる
    コンサルで培ったスキルと高収入は、後々別の業界に転職した際にも強力な武器になります。

    スタートアップや事業会社の経営幹部として転職したり、コンサルタントとして独立して高額のフィーを取るようなキャリアパスも現実的です。


4. ワークライフバランスを重視する人への注意点

もしワークライフバランスを最優先に考えているなら、最初からコンサル業界を選ばない方がいいかもしれません。

特に、最初の数年間はプロジェクトベースのハードワークが必要です。

しかし、ファームによっては柔軟な働き方を推奨している企業も増えてきており、業界全体が変わりつつあることも事実です。

たとえば、リモートワークやフレックスタイム制度を導入しているファームも多くなり、テクノロジーの進化で効率的に働ける環境が整備されつつあります。

そのため、業界に入る前にどのファームが自分に合っているか、しっかり調査しておくことが重要です。


まとめ

ワークライフバランスが重要視される現代において、コンサルティング業界に入ることには確かにリスクもあります。

しかし、そのリスクを上回る成長速度や高収入、将来のキャリアチャンスという大きなメリットも存在します。

コンサルタントとしてハードな環境での経験を積むことが、後に大きなリターンを生み出す可能性を秘めています。

したがって、若いうちに成長と高収入を得たい、あるいは将来のキャリアの選択肢を広げたいと考える方には、コンサルティング業界は今でも非常に魅力的なフィールドです。

自分の人生の目的や優先事項をしっかり考えた上で、コンサルティング業界へのキャリア選択を検討してみてください。

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