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投資と習慣 ~エレベーターの閉ボタンを先に押すかどうかを考えた~

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから』は、マザー・テレサさんの名言の一部ですが、自分の習慣が投資家としての運命にかかわるのかどうかについて考えてみました。

習慣1)ティッシュの箱を2段重ねにする
使いたいときにティッシュがなくなった時、新品のティッシュ箱を探しに行く手間が嫌いです。たまに5個セットのままだったりすると、表面の頑丈で窮屈なビニールをはがす必要もあります。それを防ぐために、まだ余裕があるうちに、何かのついでに追加で1つ持ち込んで重ねておくと面倒さが低減します。めんどうなので3段重ねにすることもあります。トイレットべーバーも2連のフォルダーを使っています。要は紙のジャストインタイムです。

株式投資の定石では、長期保有したい株は2つ持ち、上がったら1つ売って利確し下がったら1つ買いたして、常に1つは保持している状態がいいといわれるのと同じ考え方につながりますね。

習慣2)下着の裏表は気にしない
風呂上がりの着替えで、下着のシャツを手に取ったとき裏返しの時がたまにあります。それは脱いだ時、裏返してしまったのが原因です。そんな時、シャツの裏返しの手間がもったいないのでそのまま着ることにしています。
この習慣は、子供の頃、シャツを裏返しに着ていたことを親に指摘されて、負けず嫌いの性格から「そんなん気にせんわ」と言ったことから始まった気がします。

投資の定石で考えると、上がると思って買った株が下落しても、反省した上で全体として問題なければ「そんなん気にせんわ」という気の持ち方の大切さにつながりますね。

習慣3)エレベーターに乗った時、行先階よりも”閉”ボタンを先に押下する
エレベーターに乗った時、行先階よりも、”閉”ボタンを先に押すことにしています。これはドアが閉まる動作の方が時間がかかると思うからです。個人的に調べた限りでは、行先階ボタンと閉ボタンの動作は独立している為、この考えは正しい(エレベーターの仕様は会社により様々)はずです。ただ、もし上に行きたくても、閉ボタンを押した後、階ボタンを押下する前に、下の階の人がエレベーターを要求するボタンを押したら、割り込み処理されて、下に動き出してしまう可能性があるようです。そのリスクを負ってまで少しでも急ぐために先に閉まるボタンを押すかどうかということです。

少し話はそれますが、小学校で始まったプログラミング教育に興味を持ち、BS放送大学の番組「小学校プログラミング教育(導入編)」を視聴し学習しました。

プログラミング的思考とは、「ある目的を達成するために順序立てて論理的に考え、結果を出していく力」とのことで、それはまさしくエレベーターの前に立った時、どのボタンを最初に押すかを思考することだと思いました。この思考は、いつでもどんなときでも、世界のどこにいても大切で、時には生死に関わると思います。

投資で考えると、高値圏にあると考えている時に、利確するかどうかを考えることに似ています。定石は、投資の目的を再認識すること。もし老後資金の確保として長期投資を考えているなら、目先の増減は気にしないで放置。つまり急いでいないなら、”行先階”ボタンを先に押すのもありということにつながりますね。

まとめ

投資家の習慣は、運命にかかわる。


【今日のひとこと】

のんびり座って昼飯を食べている時間があるなら、一人でも多くのお客さんを回れ。九時から五時まではプレー時間。俺たちはピッチの上で戦っている真っ最中なんだぞ

(元野村證券伝説の営業マン:市村洋文「昼飯は座って食べるな!」より )

そういえば、自分も忙しい時、5分で運動を兼ねてお弁当を買いに行って、10分で食べたりしていたけれど、座って食べたので、成果が甘かったんだなと反省しました。

もうひとつ実体験を思い出しましたので追記します。

あほか。客先でコートを脱ぐ時間があったら、その時間で商談決めれるやろ!(昭和の営業さんの習慣)

寒い日でもコートを着ないベテランの営業さんに、「コートは着ないのですか?」と尋ねた時、即答されました。昭和ですね。

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