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【商品考察】金融系コミュニティ ~リベラルアーツ大学の大いなる野望~

年初に、すごい動画を見てしまった。

この動画のザクっとしたロジックは、
 生活費を5万下げ、
 副業で5万追加し、
得た月10万円を5%運用して、資産5000万円の小金持ちになる。

なんだけど、アグレッシブにスコープ拡大していて、1コトでは表現できない。

リベシティの野望

リベラルアーツ大学が運営するコミュニティのリベシティへは、昨年、夏に体験入会してみた。

面白い仕組みはいろいろあったものの、

100万部突破!の『お金の大学』も読んだが、
倹約系投資グループの印象を持ち、心に刺さらず、

学長のイラストも声も相性が合わないと判断し、
継続しなかった。

いまでは、
金融系コミュニティの域をはるかに超えている。

体験入会では、こんな方向性まで打ち出すとは、
まったく想像できなかった。
ほんとにすごい。

・クリニック事業
・不動産事業
・税理士事業
・中部、九州へのオフィス新設
・幕張メッセでのイベント

さらに
転職サービスに、バイト斡旋、フリーマーケット。。。

まさしく、

昨年、妄想したライフラップに近い世界観を、
ボトムアップ型で実現しようとしている。

岸田内閣はスタートアップ企業への税金バラマキを宣言しているが、
こういうグループにこそ資金注入して欲しい。

リベシティの組織運営

ところで、このリベシティは、
どんな組織を目指すのだろうかと思う。

志のある頭の良い人たちが基盤を設計し、
前向きで幅広い世代の人を巻き込みながら、

トライ&エラーしながら、
コミュニティとして成長していく。

でも、そんなに簡単じゃないハズ。

小さければ自由に、機動的に何でもできるが、

組織が大きくなると、
全体のバランスが難しくなるのは、世の常。
コンプライアンス維持にも大きなコストがかかる。

リベラルアーツ大学の学長さんが不在になったら、
簡単に崩壊することもありうるだろう。

たとえば、
20年前に話題になった、オルフェウスプロセスはどうだろうか?

私は、新米プロジェクトマネージャーだったころ、
組織論の本に救いを求めていた時期があった。

オルフェウス室内管弦楽団には「指揮者はいない、しかしリーダーシップがある」

マルチリーダーシップ

という魅力的な言葉を知って、
プロジェクトの重い責任の肩の荷を、少しだけ下ろしてくれた思い出がある。

共有されたリーダーシップとは、

コアのメンバーがチームを作って曲作りを進め、曲の解釈をコアメンバーが提示し、全員合意を得ながら曲を作りあげる。コアメンバーは曲ごとに異なり、指揮者はいない。

そんなリベラルアーツ大学の意欲的な試みは、
既に関西のある業界で炎上しているらしい。

なかなか深い手数料ビジネスの話だ。
どのビジネスでも利益を得ることは簡単じゃない。

それにしても、
リベラルアーツ大学の挑戦はスゴイと思う。


もし、このグループの方向性が、

資産5000万円越えの小金持ち達成

ではなく、

ウクライナ復興や、拉致問題解決などの

社会問題解決のワンイシューに変わったら、
是非参加したいと思った。

【今日のひとこと】


前に出ること。
それだけでサッカーは即座に美しくなる。
少しリスキーではあるが美しい。

(サッカーコーチ イビチャ・オシム)

「走力」と「哲学」を備えた「賢く走る」スタイルを掲げ、リスクを意識しておかす「危険なサッカー」を指導されたオシム監督の教えと、

大きく前に出た、
リベラルアーツ大学の挑戦を見習って、
「危険な投資家」を目指していきたい。


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