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デザインは、一貫してはじめて機能する。| デザインと経営戦略

今回は、見た目や使い勝手の良いウェブサイトやアプリケーションを作るだけでは、デザインは機能しないという話です。

デザインと聞くと、どうしても顧客との接点となるウェブサイトやLPといった、デザインの一連過程における表層部分にばかり意識が行きがちです。

もちろん、ウェブサイトやアプリの見た目やユーザビリティを整えたり、“イケてる”ものに仕上げていくのは重要です。

しかし、それらのものはあくまで表層であり、その土台にある経営戦略、ブランド戦略、プロダクト戦略といった諸々の上流要素の最終的なアウトプットであるということを忘れてはいけません。
上流から下流までが一貫し、質が保たれて初めてデザインが活き始めます。

例えば、EC事業者が、サイトのデザインやユーザービリティにばかりリソースを投下しているものの、カスタマーサポートにおいては使う言葉遣いや返信までの期間がバラバラだったり、ターゲットに合う配送ルートが確保されていないといった問題を抱えていれば、統合的な顧客体験を設計できていません。

また、極端な例ですが、ターゲットが比較的高齢の方にも関わらず、ECサイトのデザインがモダンでミニマルなものになっているといった場合も同様です。

「何をそんな当たり前のことを」と感じるかもしれませんが、より製品や企業規模が大きくなるほど広く高い視野での戦略を見る必要があるため、中々意識的にしづらい部分でもあります。

さらに、デザインというものが経営戦略に活かされて成功しているケースもまだまだ少なく、マーケティング主体の企業も多いため、意識的に実践できているケースも多くなはいでしょう。

一貫性のあるデザイン戦略によってビジネスの成長にアクセルをかけるには、やはりデザイナーが経営陣に必要ですし、既存の経営陣がこのような知見を身につけ、場合によってはトップダウンで進めていく必要があります。

今後、自社や製品のLPやウェブサイトのデザインをされる際は、ぜひ戦略に基づいた一貫性のあるデザインを心掛けていきましょう。

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弊社の紹介で恐縮ですが、弊社では、クライアント様には一貫性のあるデザイン戦略で効果を最大化して頂くために、可能な場合はなるべく、上流の経営戦略やブランド戦略から一緒に議論させて頂き、最終的なアウトプットである制作までをご一緒しております。

「現状のデザインで効果をあまり実感できていない」「戦略性のあるデザインを考えたい」というご要望をお持ちの方、ぜひ一度お話しませんか?

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