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Ryra Vineyard & Wines - vol.5 仲間紹介① 50年前に夢見たぶどう畑(2023.8)

私たちが目指しているのは、
伊達市とその周辺に2,000ha規模の新ワイン産地を誕生させ、この地域のスパークリングワインを ”Usuzan Sparkling Wine” として世界的ブランドにすること。
恐らく100年かかるプロジェクト。これまでワイン用ぶどうが栽培されていなかった土地での、あまりに壮大な目標です。

私が伊達市で、しかもフランスとの二刀流でぶどう栽培に取り組むことができるのは、一緒にやってくれる仲間がいるからです。今回は、そんな仲間の一人を紹介します。2014年からの知り合いで、2020年合同会社設立時のメンバーであり、現在Ryra Vineyard & Wines株式会社の取締役でもある森さんです。

森さんは、私にとっては伊達での最も古くからの知り合いの一人です。出会いは2014年、私が初めて伊達市を訪問した時でした。当時、稀府・黄金地区の農業委員だった森さん。市役所の新規就農担当者から「桜井さんという人が伊達でワイン用ぶどうの栽培をしたいと言っている。誰か協力してくれる人はいないか?」という話を聞き、真っ先に手を挙げてくれたのが森さんでした。

森さんは中学生の頃に、白黒テレビで、海外のワイン産地を見たそうです。傾斜地や、石が多く痩せた土地でワイン用ぶどうが育てられていることに驚き、いつか自宅周辺の傾斜地にぶどう畑が広がることを夢みたそうです。今から50年前の話です。そんな森さんと私たちを、運命が引き合わせてくれたのでした。

森さんは、伊達市を代表する酪農家であり、常に挑戦と試行錯誤を続ける人生の先輩でもあります。今、私たちがぶどうを植えている景観素晴らしい乾町の畑を仲介してくれたのも森さんでした。また、「畑の草を残したままぶどうを植えたい」という私の希望を聞いて、垣根の幅2.2メートルにぴったりの非常に珍しい大型サブソイラーを十勝で見つけ、即購入。テストを繰り返し、改良し、最後は自身のトラクターにGPSを搭載して、今の植付方法を確立してくれました。トラクターだけでなく、大型バックフォーも操るカッコいい先輩です。これからも、ずっと一緒にやっていきます。

サブサイラーを使うことで、地表の草を残したまま植え付け可能になりました。

Ryra Vineyard & Wines の情報は以下にも掲載しています。
Facebook https://www.facebook.com/profile.php?id=100086924137114
Instagram https://www.instagram.com/ryravineyardandwines/


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