1発勝負の結婚、、、【キナリ杯】

色々書きたい事が浮かんでくるけど、やっぱりこれかな、と思う。

男と女・結婚・離婚、このあたり。


わたしは、結婚・出産・離婚のフルコースを経験済みだ。


そんなわたしが、ずっと疑問に思っている事がある。

人間が産まれて初めて歩くまでには寝返りをして、つかまり立ちをして、つたい歩きをして、、と(新生児期にとって)長い練習期間がある。

自転車に乗る事もそうだ。

補助輪の付いた自転車から、補助輪を外して支えてもらい、最後にやっと1人で乗れるようになる。

字の読み書きも、計算もみんな練習期間があって、そしてやっとこなせるようになる。


それなのに、結婚には練習期間がない。


恋愛期間が結婚生活への練習だと言われるかもしれないが、恋愛期間と結婚生活はまるで別物だ。

子供ができれば子供が1番になる、お財布が一緒になり自由にお金を使えない、日常生活で譲れない事・噛み合わない事が次々と出てくる。。。

恋愛期間と結婚生活の違いは挙げればキリがない。

恋愛期間と結婚生活が別物だというのはよく聞く話で、それを聞いた上で練習期間もなく結婚する。それなのに、いざ上手くいかなかったと聞けば、周りはこの世の終わりのようなリアクションをするのだ。

わたしは今でも、その反応に違和感しか感じない。

どんな夫婦も「一生を共にしたい」と思って結婚してるのだから、離婚を選択するという事はそれなりの事情があるはずだ。

ただしその結論に至るには、原因は様々であっても、根源はお互いが今より幸せになる為の選択肢を取ったに過ぎない。

恋愛期間でいう、別れる事となにも変わらない。(実際、手続きや話し合いなど手間は増えるが、、)


人間は生まれてから沢山の事ができるようになるが、どれも練習期間がある。

練習と失敗を繰り返して進化してきた生き物なのだから、1発本番で始めた結婚生活がずっと上手く円満に続いていくなんて奇跡に近いご縁だと思う。もちろん、ずっと上手く円満に一緒にいるご夫婦がいる事は知っている。

わたしでさえ、我慢0でいられる人間関係なんてない事は学んだし、忍耐力もそこそこ付いた。

そうやって自分自身も日々進化している。また、それと同じようにパートナーも日々進化しているはずだ。


そういった人としての進化の過程で起きる摩擦は避けることができるのだろうか?

同じレールを歩いていけると思って始めた結婚生活だけど、お互いの進化のスピードが違ったら?方向性が変わってしまったら?


上手く円満に続ける為の我慢の許容範囲を超えてしまい、更にその結婚生活を継続させるより幸せな道が見えた時、そこで離婚という選択肢を選ぶ事のどこが悪くて、どこがこの世の終わりなのだろうか。


日本は離婚に対するイメージがネガティブすぎるから、最終手段のように残しておきがちだ。でも、もう少し早い段階で決断できるのなら、財産分与についても、子供の養育についてももっとスムーズに話し合いができるのではないかと思う。

完全に憎みあう前に。恋愛期間のように。

世界で何十億人もいる中からたった一人の人と巡り合うなんて、そんなに簡単じゃないに決まってる。この人だ!!と思った人が違ったのなら、もう一度運命の人を探してみてもいいじゃない。

もちろん、離婚前後の時間はどの夫婦にとってもイージーではない。子供がいれば尚更だ。

だからといって、心ここに在らずの結婚生活を続けたり、利害関係のみの結婚生活を続けるから、フラリーマンとやらが激増するのではないか、と思う。

その結果、隠し事が増えたり、不倫をしたり、取り返しのつかない事態にまで発展してしまうのではないか。


確かに結婚は人生において、一大イベントだと思う。でも、キャリアアップの為の転職や起業する事だって一大イベントだ。

これだけ世の中の仕事や環境が変わり、自由度が高くなっているのに、結婚に関しては、もっと言うと、男と女の関係に関してはいつまでも我慢が美学とされているように感じるのは、わたしだけだろうか。

決して、責任を取らなくてもいい!なんて事ではない。

責任の取り方がナンセンスなんだと思う。

きちんと双方が納得するまで話合いが必要だ。その為にも、一歩早い決断が必要なんじゃないかと思う。

練習の積み重ねで進化してきたわたしたちが、練習期間のない事をやっているんだから。

すっ転ぶことだってあるじゃない。

それであれば、最低でもお互いにとって最小限のダメージに抑える努力は必要なのでは、、


1発勝負の結婚生活真っただ中の方、これから突入しようとしてる方。

練習期間はないけれど、何回でもチャレンジできる事だと忘れないで。

ただし、センスのある責任が付いてくる事も忘れずに。

これがわたしが今日までに学んだ事。










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