「安定は、もう捨てた。」公務員を辞めた彼女が『Marbleスクール』でライターを目指すワケ
「公務員の安定を捨てるなんて、もったいない」。
ライティングや編集、広報が学べるMarbleスクール2期生のゆかりーぬさんは、まわりの人たちからそんな言葉をかけられたという。
ゆかりーぬさんは、最近約9年間務めた公務員を辞めた。
たしかに、“変化の速い時代”と言われる一方で、公務員が不安定な職業になる想像はしにくく、「もったいない」という意見も間違いではないだろう。
そこで今回はゆかりーぬさんに、公務員を辞めてライターを目指す理由や、学びの場としてMarbleスクールを選んだ理由などをインタビューした。
Marbleスクールに興味はあるものの、キャリアを大きく変えることに不安がある方は、ぜひ最後まで読んでみてほしい。
〈聞き手=園田遼弥(Marbleスクール2期生)〉
9年務めた公務員を辞めて、“アートライティング”の道へ
── まず、ゆかりーぬさんのこれまでの経歴を教えてください。
ゆかりーぬさん:私は高校卒業後、3年間契約社員として働きながら塾に通い、公務員試験に合格しました。
その後、公務員として約9年間働いてきたのですが、最近退職しました。
── 公務員を辞めたあとの予定は決まっているのでしょうか?
ゆかりーぬさん:Marbleスクールでライティングスキルを身につけつつ、2024年の4月から通信制の大学に通う予定です。
大学では、「アートライティング」という芸術やカルチャーの魅力を文章で伝えるスキルを学ぼうと思っています。
── アートライティングは初めて聞きました。自分で感情のままにアートについて書くのとは、また書き方が違うんですか...?
ゆかりーぬさん:そうですね。感想文やエッセイを書くのとは別ものだと思います。アートの魅力を伝えることが目的の、専門的なライティングになります。
アートの解説文や批評などを書くためには、大前提として芸術作品の見方を深められる知識と感性が必要なので、それが学べるのが楽しみです!
公務員では手に職が付かない。30歳の節目の年に決めたこと
── とはいえ、ゆかりーぬさんにとって公務員という仕事は、努力して掴んだものだったと思います。なぜ辞めようと思ったのでしょうか?
ゆかりーぬさん:大きく2つの理由があります。1つめは、体調を崩すことが多く、ずっと公務員を続けるのは難しいと思っていたからです。
私にとって、2023年がちょうど30歳の節目の年なので、新しいことに挑戦するにはいいタイミングだと思いました。
2つめは、公務員だと手に職が付かないと感じたからです。
たしかに公務員は安定した職業といえるかもしれません。でも、私の場合はいつか体調を崩して公務員を続けられなくなる可能性があります。そうなったときに、次の仕事で活かせるスキルが何もないことのほうが不安だったんです。
── なるほど。ちなみに数あるスキルのなかから、なぜライティングを選んだのでしょうか?
ゆかりーぬさん:自分は意外に書くことが好きなんだと気づいたからです。2023年の2月にnoteで文章を書きはじめて、最初のころは毎日投稿していたんですよ。
── noteを毎日...!
はい。あと、昔流行っていたSNS「mixi」で書いていた日記ブログも365日続けて更新していたことがあって。
「しんど」とかの3文字でおわる日もあったんですけど。それでも1年間続けられたことを思い出して。改めて自分は誰に言われなくとも、自然と書いてしまう人なんだな、と思ったことがきっかけでしたね。
ゆぴさんのnoteがMarbleスクールを選ぶきっかけに
── ライティングを学べる教材やスクールがいろいろあるなかで、なぜMarbleスクールを選んだのでしょうか?
ゆかりーぬさん:いしかわゆきさん(以下、ゆぴさん)のnoteでMarbleスクールを知って、「ゆぴさんからライティングを学んでみたい」と思ったからです。
ゆぴさんの本は『書く習慣』も『聞く習慣』も読みました。
── そうだったんですね。初めての教材としては決して安くない受講料だと思いますが、申し込む前に不安はありませんでしたか?
ゆかりーぬさん:正直、オンラインスクール自体が初めてなので、相場がわからなかった、というのもあります。ただ、私にとっては3か月という期間がちょうどよかったんです。
先ほどお話ししたとおり、2024年の4月から通信制の大学に行くので、それまでにライティングに少しでも触れておく機会としてぴったりだと思いました。
── 実際にMarbleスクールを受講してみた感想はいかがでしたか?
ゆかりーぬさん:とても実践的だな、という印象が強いです。仕事としてのライティングや編集は、私にとって未知の世界なんですよね。
でも、そのまま仕事に活かせるくらい具体的に教えてもらえるので、「まず何から始めればいいのかわからない」という私にはピッタリでした。
あと現役で活躍しているライターさんや編集者さんから直接フィードバックをもらえることも、大きなメリットだと感じています。
── なるほど。ちなみにMarbleスクールでの学びを深めるために、インプット方法で工夫していることはありますか?
ゆかりーぬさん:私は1人で勉強するのが苦手なので、Marbleスクールやコミュニティの「もくもく作業会」や、メンバー同士で学びをシェアする「勉強会」などには、ほぼすべて参加しています。
── ほぼ全部!! それはすごい。私も見習います...。
大好きなアートの世界観を、たくさんの人にシェアしたい
── 改めて、ゆかりーぬさんがMarbleスクールを卒業したあとに、どんな未来を描いているのか教えてください。
ゆかりーぬさん:私はアート鑑賞が大好きなので、素敵だな、と思ったアートの魅力をたくさんの人に伝えていきたいです。
その根底には、「人と人をつなげる仕事がしたい」という想いもあって。人と人がつながることで、思いもよらないアイデアや感情が生まれることがあると思うんです。
アートライティングを通じて、たくさんの人とアートの魅力をシェアすることで、誰かが一歩を踏み出すきっかけを作っていきたいですね。
・・・
今回は約9年間務めた公務員を辞め、芸術の魅力を伝える“アートライティング”の道に進むゆかりーぬさんにインタビューをした。
公務員は一般的には“安定した職業”と言われている。
しかし、彼女にとっては、もし公務員を続けられなくなったとき、手元にスキルが残らない不安ととなり合わせの職業だった。そう感じてから、手に職をつけようとスクールに通うことを決めた、彼女の勇気ある一歩には、私も含めて励まされた方も多いのではないだろうか。
ゆかりーぬさんが人生の転機に選んだMarbleスクール。興味がある方は、ぜひ3期生の募集を楽しみに待っていてほしい。
▽ Marbleスクール公式サイトはこちら
〈取材・文=園田遼弥(@ryoyasono)/編集=いしかわゆき(@milkprincess17)〉
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